最終日♪ラ・フォル・ジュルネ2013

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こんにちは!GWは肌寒いと思ったら、夏日が到来して、毎日着るモノに困っている管理人です。

ここ数年、体調を崩したり回復したりしている間に体質が変わったこともあり、季節の変わり目は着てゆく服に困ります。少し前は極端な冷え性だったせいで、出かけるときはつい厚着してしまうので、ラフォルジュルネでは荷物を減らそうと意識して薄着で行ったら、風が冷たくて参りました。

そんな感じで行き当たりばったりの、コンサートレビューですが宜しければ続きからどうぞ。

IMG_5683.jpg
最終日のコンサートは、毎年行っているボリス・ベレゾフスキー。初日の同プログラムを狙っていたのが取れずに、最終日になったからというのは言い訳なのですが、場所をすっかり間違えてしまいました。時間ギリギリで読売ホールに行ってしまい、タッチの差でホールD7の開演に間に合わず涙。最初のプログラムのラヴェルは会場の様子を中継する画面を通じて聞きました。時々プレイヤーで聴いている「夜のガスパール」とは違う印象で、会場で聴けなかったのが残念です。スカルポは「のだめ」のコンクールでユートくんが弾いていた技巧色の強い不気味な曲…だと思ったのですが、ベレゾフスキーは余裕な感じで弾いていて、まるで違う曲のようでした。

二曲目からは会場に案内され、補助席からボリス様を間近に見ることができたのは、不幸中の幸いでした。会社で言うと、隣の課の課長さんくらいの距離でしょうか。(笑)この音楽祭で初めて聴いた時は青年という印象だったのが、今や大御所の風格を感じさせているのは、5年間で積み上げてきたキャリアのお陰なのでしょう。

デュティユーは初めて聴きましたが、不安定な音を混ぜながら綺麗な響きに、ラヴェルとドビュッシーの間にすんなりはまると思いました。ドビュッシーはとても繊細で安定した表現で、今まで聴いたベートーベンやバッハなどのどっしり感とは全く違いました。リストを聴いたときは素早い指回りにも関わらず余裕をたっぷりな感じでしたので、テクニックあってのスタイルなのでしょうね。個人的には、ベレゾフスキーの個性には骨太な曲の方が合っている気はしますが、機会があれば、彼のいろいろなレパートリーも聴いてみたいと思います。

公演番号354 5月5日 ホールD7
ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)

ラヴェル:夜のガスパール
 1. オンディーヌ
 2. 絞首刑
 3. スカルポ
デュティユー:ピアノソナタ op1より第一楽章
ドビュッシー:前奏曲集第1巻より

ホールの間を走り回ったせいか、小腹が空いたので、屋台村へ。半端な時間なのでいつもは長蛇の列のチキンロティスリーをいただきました。チキンもジューシーですが、ポテトも美味しいですよね。列が短いとは言え、並んでもぐもぐ食べている内に次のコンサートの時間が迫ります。

ホールAは大きなホールですが、今回の席は1階の真ん中。ヴァイオリンの竹澤さんの大胆な弾き方が良く見えました。日本人?とか女性?などのカテゴリで分けるのは面倒なほど、迫力がありすぱっとして気持ちの良い演奏でした。ツィガーヌは初めて聴く曲だったので、ソロ?と思うほどずっとヴァイオリンが続いて、あとからオケが入って変化のある曲想。ラヴェルでも、ボレロのような抑制の効いた曲とは全く違う印象でした。

「カルメン」ではオペラで有名な曲が続くせいか、客席もノリノリ。肩を揺らして楽しんでいるおじいさまが近くにいて、微笑ましかったです。「闘牛士」や「ハバネラ」では盛り上がり、最後の「ジプシーの踊り」で爆発するエネルギーが気持ち良かったです。ソロは、イケメンなトランペット(笑)を初めとしてそれぞれの楽器が良い仕事をしており、安心して聞けました。オーボエがここぞと言うときに聴かせていて、嬉しかったのは内緒です(笑)。流石、安定のシンフォニア・ヴァルソヴィア。音楽祭らしい、楽しいプログラムでした。

公演番号314 5月5日 ホールA
“パリとスペインのマリアージュ③“
 竹澤恭子(ヴァイオリン)
 シンフォニア・ヴァルソヴィア
 ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)

ラヴェル:ツィガーヌ
ビゼー「カルメン」

毎年LFJでおなじみと言えば、コルボさん。初めて聴いたのは6年前で、同じフォーレのレクイエム。その時から自分のお葬式ではこの曲を流して欲しいと思っており、もちろん指揮者はコルボさんでお願いしたいと思っています。もしもの時に備えて、誰かにCDを預けておきたい気分です。

今回の席は一階の2列目という、舞台の両脇にあるスクリーンすら見えにくいほどのかぶりつきの席。舞台に近すぎて、音を聴くのには最高の席ではないのかも知れませんが、奏者のみなさんの息づかいまで感じられて一体感があります。

プログラムの幕開けは混声合唱によるアカペラのモテット。ハーモニーが綺麗と言うこと以上に、人は、どんな楽器よりも肉声に揺さぶられることを実感しました。昔の教会はこうやって音楽の力を使って、人々に天上の世界を信じさせていたのだと感じます。

レクイエムは、もうずっと聴いていたいほど美しかったです。ローザンヌ声楽アンサンブルとシンフォニア・ヴァルソヴィアは安定した音楽を聴かせますが、決してマンネリにはならず緊張感を持った演奏です。宗教的な曲なだけではなく、コルボさんの真摯な姿勢によるものではないかと思います。テンポなども、以前聴いた時とは少し違うような気もしますが、CDなどでこちらが聞き慣れたからかもしれません。歌詞カードを見ながらではありますが、以前より素直にラテン語を通じて内容が伝わってきました。

拍手はいつまでも続き、コルボさんを何度も聴いた人も、初めての人も一緒になって、来年もまた出演して欲しいとの熱い思いがこもっていたと思います。管理人も一年ぶりに心の洗濯ができた気がします。

公演番号315 5月5日ホールA 
”聖なるパリ”
 シルヴィ・ヴェルメイユ (ソプラノ)
 アンドレ・バレイロ (バリトン)
 ローザンヌ声楽アンサンブル
 シンフォニア・ヴァルソヴィア
 ミシェル・コルボ (指揮)

デュリュフレ:グレゴリオ聖歌による4つのモテット op.10
フォーレ:レクイエム op.48(1893年版)

今年のLFJのタイトルは「至福の時」L'heure exquise(ルール・エクスキーズ)。文字通り、至福の思いを胸に、東京国際フォーラムを後にした管理人です。


コメント
この記事へのコメント
出張中でご連絡が遅れすみませんでした。今更ですが、メールの方に返信しました。
2014/03/08(土) 22:10 | URL | ろめいんれたす #-[ 編集]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014/03/07(金) 00:23 | | #[ 編集]
はも様

ご無沙汰しています!
すっかり放置していましたのに、ご訪問いただき、ありがとうございました。(*^^*)

また、体調の件についてもご心配いただきすみません。すっかり回復したのですが、仕事の方で先の見通しがつかない状態が続いています。時々はコンサートを楽しめる立場になれるよう頑張ります。

> 今年もラフォルジュルネ、なんとか行けたのですが、チケットの入手に動いたのが遅く、なかなか欲しいチケットが手に入らず…
GWは他の予定も入るのでチケットを手に入れるのが遅くなりがちですよね。私も最悪誰かに譲るか捨てるつもりで取ったので、無事聞けて良かったです。
いつもながら、拙い独り言感想ですが、はも様に少しでも雰囲気が伝わったのであれば嬉しいです。

> 会場へ向かう通路も、電気屋さんの中を通っていく、変な経路でしたが、よみうりホールのステージを見た時には、唖然としました。
> 衝立型の簡易反響板がピアノの後ろにいくつか並べられた、チープな演奏会場で…
今年は特に、読売ホールへの経路は売り場を通ってエスカレーター推奨だったので、電気屋さんのお客様にも迷惑じゃないかと心配になりました。あの脚付き反響板は、確かに妙ですよね。今年はエル=パシャだけ読売ホールで聞きましたが、背景を忘れさせるような多彩な音を聞かせてくれて感激しました。

> ろめいん様の大好きなwオーボエのソロから始まる3番は、とても美しかったですよ。
> (しかもオーボエのソリスト、イケメン♡)
はも様もチェックされていたんですね!ラムルーのイケメンオーボエは、私も密かに応援していました♪

> ラフォルジュルネ、今年は人出が少なかったですかね…?
公式発表では昨年よりは多かったとのことで、公式CDも無事売り切れたそうですが、確かに人は少なかった印象でしたね。
会社の協賛は減る一方だし、台所は厳しいとは思いますが、プログラムが絞り込まれたせいか、一時のようにコンサートの当たり外れが激しい状況よりは改善した気がします。ベレゾフスキーやコルボさんなどおなじみのプログラムを中心にチケットを取っているせいかもしれませんが。

それでも音楽際は、普通のコンサートは違う雰囲気が楽しめますし、東京での開催が続けられるように応援したいと思います。LFJには今後も毎年行きたいと思っていますので、感想も細々と続けられるよう、頑張ります。

はも様も、また是非感想を聞かせて下さいね!
2013/05/13(月) 00:01 | URL | ろめいんれたす #-[ 編集]
お久しぶりです(1年ぶり?)
ろめいん様もお元気になられたようで、安心しました(^^)

今年もラフォルジュルネ、なんとか行けたのですが、チケットの入手に動いたのが遅く、なかなか欲しいチケットが手に入らず…
ろめいん様の行かれたコンサートは、私が行きたかったものばかりで、羨ましい限りです。
でも、ろめいん様の感想で、雰囲気を感じ取ることができて幸せです♪

私は5月3日のラムルー管弦楽団(フェイサル・カルイ指揮)のサティ(ジムノペディ)・ドビュッシー(海・牧神の午後への前奏曲)と、
お目当てのボリス・ベレゾフスキーさんの「夜のガスパール」聴いてきましたよ。

ろめいん様、よみうりホールじゃなくて、よかったですよ!
会場へ向かう通路も、電気屋さんの中を通っていく、変な経路でしたが、よみうりホールのステージを見た時には、唖然としました。
衝立型の簡易反響板がピアノの後ろにいくつか並べられた、チープな演奏会場で…
ピアニストがとても気の毒に思いました。
ベレゾフスキーさんの、いつものキラキラ煌くような音は、会場の音響の悪さ故、鳴らなくて…残念。
でも、圧倒的な技術と迫力で聴かせる力量はさすがですv-237
スカルボの最後の一音がなると、会場には詰めていた息がため息となってあふれ、割れんばかりの拍手でした。
アンコール、2曲も弾いてくれたんですよ。
「こんな会場で演奏させられたのに怒りもせず…なんて良い人だ」と私はピアニストを気の毒に思っていたのですが、
主人は「アンコールを2曲も弾いてくれるなんて、彼はこんな会場で聞かされる観客を気の毒に思ったのかもね」と言ってました。
でも、私もできればホールD7で聴きたかったなぁ…

ラムルー管弦楽団のジムノペディ、私はピアノ版しか聴いたことが無かったのですが、
ろめいん様の大好きなwオーボエのソロから始まる3番は、とても美しかったですよ。
(しかもオーボエのソリスト、イケメン♡)
アンコールはやっぱりカルメンで、会場が手拍子で演奏に参加するのは楽しく、途中で指揮者が出て行ってしまう演出も粋でしたね♪

ラフォルジュルネ、今年は人出が少なかったですかね…?
いつもはいっぱいの休憩所や屋台もあまり並んでなかったし。
公演の合間に地下の休憩所に行くと、ジャズピアニストの小曽根さんがサイン会をやっていたのですが、それもあまり並んでいませんでした。

でも、年に一度の大好きな音楽のお祭りで、夫婦で楽しい幸せな時間を過ごせました。
来年もぜひ行きたいです♪
2013/05/12(日) 10:31 | URL | はも #sZuhNn5s[ 編集]
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