素人的リサイタル感想:ファジル・サイその1

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王子ホールのファジル・サイリサイタルに行ってきました。このホールの中に入るのは初めてですが、315席というこじんまりしたホールで音楽を聴くというのは昔の王侯貴族のような贅沢な気分。席はちょうど写真のようなピアニスト正面の後ろのほうでしたが、全部で16列なので十分。席を譲ってくれたH君の分までピアニストの横顔が見られる、と思ったらとんでもない。いろんな角度からサイの表情を見ることが出来ました。

20061006085644.jpg

若葉マークの私は、まずはマナーに注意です。アナウンスがある前にすばやく携帯の電源を落とし、ひざには保温用のパシュミナをのせ、がさがさ音のするパンフ類をしまいこんで準備はOK 。周りを見渡すといかにも聴きこんでいるというような紅葉マークの方ばかりで、平均年齢は52歳(ろめいん調べ)といったところ。ナンパにはお勧めできませんが(笑)、落ち着いて音楽を楽しむには良い環境といったところでしょうか。

今回のプログラムを紹介しますと:

J.S.バッハ パッサカリアとフーガ BWV582
J.S.バッハ フランス組曲 BWV817
J.S.バッハ シャコンヌ BWV1004(モーツアルトの幻想曲より変更)
モーツアルト キラキラ星変奏曲 K.265
モーツアルト ピアノソナタ第10番 K.330

ファジル・サイの音楽が個性的な魅力にあふれていることは素人でもすぐに分かります。人間的でドラマチックなバッハ。色鮮やかな音を手品のように次々と取り出し聴衆を魅了したモーツアルト。まるで一人芝居の起承転結を見ているように各楽章に違うムードを込めて、全身でそれを表現するサイ。いすから滑り落ちそうなほどのけぞり、弾いていない手で演技をし、楽譜を見ていないときは聴衆を向いて、まるで顔で弾いている(笑)ように錯覚させるほど豊かな表情を見せます。

リサイタル中、重低音のように(笑)底辺で鳴っていたサイのうなり声や鼻歌も奇をてらっているのではなく、掛け声のようなものなのかと納得。個人的にはあの音に神経が向かうのでやめて欲しいのですが(笑)、始終口が動いている本人はあれでも我慢していると想像します。「その顔やめろ」と言われている誰かさんのようです。(すみません、のだめネタです)

もちろんサイは「のだめ」ではありませんが、サイを通じて「のだめ」やモーツアルトをリアリティもって感じることが出来ました。演奏だけではなく編曲や作曲でも知られる彼は、卓越したテクニックと即興性をコントロールして、曲毎に一貫性をもって提示してくれます。天然に見えながら聴衆を意識してのプレゼンテーションに、安心して聞くことができます。ある意味「のだめ」に欠けているものが垣間見えた様な気がしました。

素人的感想は続きます。。
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