のだめカンタービレ: コミックス感想18巻

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18巻の表紙で印象的だったのはトライアングルより、じめじめした季節を吹っ飛ばすような爽やかなライトブルー。こうやって並べるとおまけ・プリリンのワンピースの色に合わせてあるんですね。^^

ところで内容は濃いけどページは薄い18巻、思わず17巻とページ数を確認してしまいました。値段は同じだけど10ページほど盛が少なかったです。(^^;ってかおまけつきを買っているので比べられませんが。

18巻に出てくる各話の感想は、のだめカンタービレ:Kiss本誌感想(Lesson 101-106)ですでに書いているので、(カテゴリから飛べます)読み返して改めて思ったことを書いてみます。

毎度ながら新しい発見もあり、つい長く語ってしまいました。どうせ理屈と黒木ばかりだろうけど読んでやるか、という方は続きからどうぞ。

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リアルタイムの盛り上がり
思い起こせば、18巻のリアルタイム連載中、Kiss読者は一喜一憂させられたものです。千秋が出てゆく?!で大ショック、ノクターンをBGMにしたシャツ祭り(又の名を調律師は見た!)で大盛り上がり(爆)、RuiカンタービレにはアンチRui運動勃発、千秋のブッチにはのだめかわいそーコールなどが。。そのどれにも乗っからず、成長物語を追いながら、黒木の登場が少ないことをぶつぶつ言っていた的外れな管理人です。

ともあれ、コミックスで読むと、スポットでの過剰反応恥ずかしくなるほど、まとまっていました。キャラの魅力とそれぞれの成長する力が相まって、早くも19巻が待ち遠しい気持ちです。^^

ピアニストへの道とそれぞれの成長物語
17巻で千秋の物語は小休止にはいり、今回はピアニスト達の巻といったところでしょうか?
のだめは千秋と離れて暮らすことになり、文字通り自立を目指すことになりそうです。コンクールを目指すターニャ・ユンロンと室内楽で演奏の喜びを掴みつつあるフランク、すでに演奏者として一流なレベルにありながら迷うRui、そしてサロンコンサートで地道に活動を続けながら未来の見えないのだめ。。漫画にはありがちなコンクールで認められればピアニストになれるってのは甘くて、少なくとも欧州で食べて行ける保証にはならない。あるとしても欧州の優勝経験を売りにして地元(日本とか)で活動する位だろうなと天邪鬼な管理人は思います。

そう言う意味ではピアノって孤独ですよね。他の楽器のようにオケに就職するパターンはなく、純粋なクラシック奏者なら伴奏のプロか、基本的にはソロですよね。ピアノをやっている人数のうち、コンサートで客を呼べる演奏者って本当に一握り。それも日本人で、欧州でプロとしてやって行くハードルは無限に高いです。学生とプロの間の大きな壁をのだめはどう見つめているのでしょうか。

Ruiカンタービレ
いろんな意味で必死にあがくRui。本誌連載中はとかくRuiがのだめのライバルとして名乗りを上げたような印象がありましたが、通して読むとRuiの焦りや喜びがより伝わってきました。「ばきゅーん、きゅん」は自分の音楽を楽しんでくれる人・一緒に音楽を作ってくれる人ということで千秋とママに対して感じたではないかと思います。その延長で千秋にもっと会いたいとは思ったでしょうが、音楽の喜びが先に来た印象ですね。
家に帰って弾いたのが、NYで酷評を浴びたモーツアルトで、それを聴いただけでRuiママが安心したということは、Ruiも半ステージクリアしたのでしょう。その後千秋とのコンサートが成功すれば天才少女から大人の奏者として飛躍できるのでしょう。

のだめを取り巻く環境
今回は日本編とパリ編での学生の意識の差について考えさせられました。Sオケの皆さんは真澄ちゃん以外は必死さが無かったし、実際進路もそれを反映していました。R☆Sはプロ志向の学生やプロ浪人のセミプロ的演奏活動ですが、つまり実力がある程度あっても演奏で食べて行くのは大変なわけです。
一方コンヴァトではプロを目指す若者達が世界中から集まり切磋琢磨している場所です。同じピアニストを目指す学生が集まるアパルトマン、指揮者への道を順調に切り出した彼氏、のだめを取り巻く環境は日本編とはまったく違います。ハリセンのように手取り足取り指示しないオクレール先生の方針も見えません。整った環境でありながら、どう進むかは自分次第です。

のだめの覚悟
いつも思うのは、のだめに欠けているものは「ピアノで食べてゆく覚悟」ではないかと思います。ピアノになると寝食を忘れ努力を重ね、小さなコンサートなどで人を感激させられる程度の実力と個性はすでにある訳ですから。
目標どおりにはいかないとは言え、ピアニストとして食べて行くというのは夢に近いことで、目指す姿を明確にしなくてはそこに至る道も見えないのではないかと思います。ピアノを楽しく弾くこと以上にどんな目標が持てるのか、また千秋と切り離して職業としてのピアニストをどう捉えているのか。独白のない上、想像を絶するキャラであるのだめの心中はなかなか読めませんが、それは今後の行動で見えてくることでしょう。

のだめのこれから
気持ちがすれ違った時期を経て、別居の選択で千秋との気持ちははっきりした訳ですが、物語はラブのステージを収めて、のだめの将来に舵を切ることになるでしょう。

ある意味、のだめの将来が見えないこと自体が今後のストーリーを引っ張って行く力なのかもしれません。そうすると見えた頃には物語の最終章?(^^;先は見たいけど、物語は終わって欲しくないファンとしては、この状況を楽しむことにします。

今回の小ネタ最後の晩餐の会話で、別れの寂しさや、新しいマンションの場所などよりシャツを欲しがるのだめの変態漫才は所長特有の照れ隠しなのかもしれません。そこの会話の変態度が何気にアップしてましたね。「これでも100歩ゆずってシャツなんですよ!?」「はぁ!?」
ちなみKissでは「なんでわからないんですか!?」「わかるか」って分からない会話だったので、ここまで行けば取ってつけたような変態エピというより、ディープな変態ネタでした。ところでゆずらなかったら、なにを持って帰るのでしょう。私は靴下に3クロウサギですが。(笑)

そして今回の黒木くんですが、、
連載中もリッピのニュースでため息をつき1コマだけの出演にこちらもため息を付いていましがた、来ましたよ、大サービスのおまけコマが。(笑)

高橋くん… なんで今更 高橋くん <青緑百句>
全くの想像ですが、二ノ宮さん、まずこの句ができちゃったんじゃないでしょうか。リッピのニュースへの反応で懐かしのメンバーが総出していたのに高橋くんが抜けていたので、出演の少ない黒木と絡めて青緑でまとめたとか。。(笑)

とにかく理不尽にゲイに絡まれ、バラを飛ばす黒木なんて。マニアの妄想爆裂ですよ。(笑)ろめ的には途中のバラはピンク色、最後のコマはブルーがかった白薔薇でFAです。バラの色まで想像するなって。(笑)最近BL系が盛り上がっていることを知っていての仕打ち?あ、あなどれない。。(ぼそっ)とにかく二ノ宮所長!めっちゃ美味しいシチュをありがとうございました!

それにしても絞められて本気で苦しがる黒木と次ページの涼やかな高橋君のコントラストがいいですよね。(鬼)くろきんは修羅場の経験とかなさそうなので、理不尽に詰められてもうまく逃げられないと想像します。普通に聞かれれば、高橋くんがパリに居るというのは誤解で、とにかく僕は知らないと冷静に言えるんでしょうが、お気の毒です。(笑)

その後の展開
パターン1「それは高橋くんが一方的に言い寄っているだけで。。」「なに、高橋くんを振ったとは許せん、チアキって奴!」→千秋が殴られる

パターン2「いや、ボクは何も知らないから、千秋くん引っ越したらしいし」「なに、高橋くんとチアキの新しい愛の巣?」→千秋が殴られる

パターンもろもろ (人に言えない妄想なので削除(^^;)

ってな訳で、最後の一滴までこゆーく楽しめた18巻でした!

関連タグ : のだめ, 黒木, Kiss,

コメント
この記事へのコメント
はーもに~♪さま、
いつも遊びに来てもらいありがとうございます。!
ぷりりんも、たぶん他ののだめグッズと共にしまわれる運命だと思いますが。。(笑)

靴下に拍子抜け、ありがとうございます。^^のだめは千秋の靴をかいでた前科があるので、その関連かと。。

理性の力、ご指摘どおりのだめには、ないですね。(笑)でものだめには千秋とは違う音楽を楽しむ力があり、それから自分で決めたことを実現する集中力があります。そこで「決心」があれば、なんとかなるのではと思っています。

千秋が出て行った今、なぜここにいるのか、そしてどこを目指すのか自分で決めて道を選ぶ時期に差し掛かっているのでしょう。「コーチの言う通りついていきます」的なベタな少女漫画的展開ではなく、自分で決めて欲しいと願っているのは自分の趣味ですが。(^^;

黒木の受難はどのパターンでもハッピーエンドはなさそう。院生くんは面食いっぽいので、確かに千秋に合わせたら殴るどころか好み~ってなりそうですね。^^くろきんは確か高橋くんオーディション兼告白シーンにはいなかったし、疎そうだから全く??だったかもしれませんね。

いつもながら、ラブで盛り上がっている大多数からみると、理屈っぽくてつまんない感想のは重々承知なので、お付き合い頂き嬉しいです。^^

またいつでも遊びにいらしてくださいね。

2007/06/18(月) 01:39 | URL | ろめいん #VWFaYlLU[ 編集]
こんにちは♪
ふぉぉ♪プリリンのワンピース…限定版、買われたんですね(*^_^*) 

改めて過去のKiss感想を読み返し、ろめいんれたす様の理性的で的確な感想に、感激しています。(あ、黒木君が絡まない時ね^^;)

*百歩譲って…
さすが、ろめいん様! くつした!ですよね♪
私は一瞬「まさか、使用済みのパ…(以下自粛)」と思いましたが、私のなけなしの道徳観が警告を発したので、それ以上考えるのを止めてしまったのです。^^;

*のだめちゃんに足りない物
う~ん、(ーー;) 私的には… 音楽を理性的に考えて、作り上げていく力?
サロンコンサートで、気分次第では弾かなくなったものの、やはり「面白い」と表現されてしまう感想…やはりのだめちゃんは、曲を構造的にではなく、感覚的にしか捉えていないということかしら?
16巻で真一君が語っていた、「理性の力によって作品全体に対し入念に音楽を判断できる人…音楽家(ムジクス)」という言葉。真一君と、Ruiちゃんはまさに「ムジクス」で、二人の作り上げる音楽(それも、トキメキを持って)は、のだめちゃんにどんな影響を与えるのか…
のだめちゃんの個性はそのままに(ヨーダものだめちゃんのアクの強さは、残しているみたいだし)、オーケストラと「調和(ハルモニー)」を表現できるのか?
どのように、のだめちゃんの才能を開花させていくのか、ものすごく興味津々です。

あと真一君サイドでは、雅之さんのトラウマを、どのように乗り越えていくのか、興味がありますね。

*おまけのマンガ
登場人物紹介に黒木くんいないなぁ、と思ったら…プププッ (*^m^)o==3
本当にこのテの受難がよく似合うお方♪(ごめんチャイ)
この後の、は~もに♪的展開
①彼の脳には虫が湧いているので、黒木くんが何を言っても、ハチャメチャな論理をくりひろげ続ける。
②無理やり千秋のところへ連れていかせたものの、逆に千秋に惚れる。

そうそう、本誌掲載当時、某所ではRuiちゃんと真一君の共演で大騒ぎでしたね。
私は、何故、共演とラブを混同して、騒いでいるのか理解できなくて、すごいストレスを感じていたのでした。そして、ろめいん様の落ち着いた冷静な感想に、ホッとして、このブログにお邪魔させていただいたのでした。
「のだめカンタービレ」という作品が好きなだけで、クロキニストでは無い私ですが(登場人物は皆好きですが)、また、遊びに来させてくださいね。
ではでは、また♪

2007/06/17(日) 16:25 | URL | はーもに~♪ #N2s76zxo[ 編集]
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