和洋の出会い・古武道ファーストアルバム

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今日のニュースで「40度を超えて、国内タイ記録」という見出しが、日本とタイの温度が同じになったと読んだ私は頭の中まで熱中症。PCのある部屋は夜中でも34℃。いくら扇風機をつけても暑いはずです。(^^;;▽パタパタ

ところで、6月の記事でこれからの楽しみの一つに挙げた古武道のアルバム。もともとはチェロがマイブームで、古川さんのアルバムを探していて行き当たりました。今はこちらがお気に入りとなり、以来ヘビロテで聴いております。^^

簡単におさらいしますとユニット名の由来はメンバーの川展生、妹尾、藤原山と、メンバーの名前から一文字ずつ取っています。それぞれチェロ、ピアノ、尺八で大活躍しているメンバーが集まってのコラボというだけで期待できますよね。

古川展生は言わずと知れた東京都交響楽団首席を務める、人気の若手チェロ奏者。妹尾武はピアニストとして数多くのアーティストと共演、ゴスペラーズ等への楽曲提供、ドラマのサントラ担当など幅広く活躍しており、この二人は学生時代の先輩と後輩だそうです。藤原道山の師匠は人間国宝!との事で邦楽の古典はもちろん、他の楽器とも積極的にコラボしており、11月にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団メンバーによる室内楽アンサンブルと共演するとのこと。それぞれクラシック、ポピュラー、邦楽という立ち位置をしっかり確保しながら、踏み出して活躍の場を広げて、重なったところに古武道があるといったところでしょうか。

聴く立場からもクラシックど真ん中からちょっと広げて見つけた新しい可能性。思い入れも思い込みもたっぷり入った古武道・ファーストアルバムの感想ですが、よろしければ続きからどうぞ。

kobudo01.jpg

SASUKEはユニットのテーマをイメージして作られた曲。尺八は南米あたりのエスニックな笛っぽくて、(ケーナ?他に知らないので。。)チェロはフィドルみたいに楽しく揺れて、ピアノはリードしたり、絡んだり。大人の男がふざけながら駆けっこしているような気分のいい曲です。妹尾さんによると忍者のように掛け抜けるイメージだそうで、そうか、それでサスケ。(笑)

Best Friendは古武道の記念すべき初のオリジナル曲だそうです。包み込むように柔らかい尺八とチェロの音色が大変気に入ってます。テレビ東京「ソロモン流」のテーマソングにもなっているそうなので、ご存じの方もいるかもしれませんね。

瀧~waterfall~は小洒落た感じでカフェでかかっていたら素敵なフュージョン系音楽?といった印象。古典のモチーフを使って、尺八らしい響きなのに、全く違う音楽を作っているのが新鮮。聞いているだけで涼しくなる曲です。

Jumping Masalaは難しそうな曲で、それでも弾いてやる、吹いてやるって感じがぞくぞくします。リズムも音程も難しそう。ついて行ける道山さんは邦楽の人とは思えません。コントラバスも入っているせいか、弦のブーンという音が、太古の人間は弓を弾いて音を出していたことを思い出させます。(ほんとか?)パーカッションが勢いよく煽る最初と最後も楽しいですが、途中に三人が音を重ねる静かな間奏も好きです。

それにしても嬉しい驚きだったのは、アダージョ・ソステヌート。タイトルからは全然ピンと来なくて、携帯プレーヤーに落として聞きなれた曲を耳にしてもピアノのアルバムが始まっただと思ってました。いや、協奏曲の第二楽章から始まる訳はないと、あの題名はラフマニノフのピアノ協奏曲第二番第二楽章がだったと気がついた大ボケです。

CDをさんざん聞きこんで、コンサートでも何度か聴いた大好きな曲。千秋様のピアノデビューを飾り、フィギュアでも話題になり、大メジャーなラフマの2番です。(笑)協奏曲なのにソリストとオケが寄り添うような曲の第二楽章は特にピアノが優しくオケに絡みます。もちろんフルオケとコンサートピアニストの迫力には敵いませんが、古武道ならではの絶妙のバランスでまた違った響きを聴かせます。

音の揺らぎが木管全体を思わせるのは尺八ならではでしょう。フルート一本ではこうは行きません。また古川さんのチェロからなオーケストラの音が聞こえるような気がします。妹尾さんのピアノは奇をてらわず丁寧にラフマニノフをたどっていて、最も尊敬する作曲家というのもうなづけます。

比較するならアシュケナージ版ではなく、H師匠が推奨してくれたエレーヌ・グリモーの、音がキラキラ輝くような2番が似合うような気がして、交互に聞くのを日課にしています。まったく違うものを比べられないのですが、グリモーさんのは断トツピアノが主役。古武道ではピアノとん伴奏が同格に近いような気がします。

ほかに「鳥の歌」のアレンジなども普通のチェロとはかなり違う印象だったりして、アルバムの内容はバラエティーに富んでいます。いろんな可能性をのぞかせる新ユニットのこれからを楽しみにしています。まずはライブに行きたいのですが。。チケットは即完売状態なので、難しいかな?(^^;

古武道 Kobudo /ファーストアルバム <KOBUDO>
藤原道山(尺八)|古川展生(チェロ)|妹尾 武(ピアノ)

1.WATER ISLAND(千住 明)
2.SASUKE(妹尾 武)  
3.BEST FRIEND(妹尾 武) テレビ東京系「ソロモン流」エンディングテーマ  
4.瀧~Waterfall~(藤原道山)
5.My Little Song(古川展生)
6.Tonight(妹尾 武)
7.INTERLUDE~南風~(妹尾 武)
8.鳥の歌(カタロニア民謡)
9.Jumping Masala Mix(井上 鑑)
10.Sabia(A.C.ジョビン)
11.アダージオ・ソステヌート~ピアノ協奏曲第2番第2楽章(S.ラフマニノフ)
12.朧月夜(岡野貞一)
13.ダグラ(モンゴル民謡)

公式ページでは試聴もできます
http://columbia.jp/artist-info/kobudo/album.html


おまけ:古武道のアルバム未収録曲
http://www.kracie.co.jp/company/ad/index.html
カネボウ改めクラシエの「いち髪」CMはアルバム未収録ですが、30秒で違う世界を垣間見せてくれます。
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