ダニエル・ハーディングX新日本フィルハーモニー交響楽団

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年末の準備は全くできていないにも関わらず、行ってきました、コンサート♪

最近は体調も回復し、週末に予定も空いたので、幾つかのコンサートをチェックしていたのですが、正直に言ってこの演目は取れないのだろうと諦めていました。ラトルやアバドの申し子とか、最も期待されている若手指揮者、という冠は不要なくらい活躍しているハーディングですから、当日券なんて無いだろうと思いこんでいたのです。
でも25日のコンサートを聴いた方の感想を読んだとたん、これは絶対行かなくっちゃと、池袋に走った次第です。結果、良い席が取れ、素晴らしい演奏を楽しむことができました。(S様、ありがとうございます。^^)

貧血が要治療レベルだったので、しばらくはいろいろ自重していましたが、ようやく通常営業に戻りました。(笑)交響曲を聴く気になったのも、気力と体力が充実した印みたいです。久し振りに聴いた「大きい」曲はとても楽しめました。

毎度ながらの素人的な感想ですが、久しぶりに楽しんだコンサートについては、続きからどうぞ。
ドヴォルザークと言えば、スラブ舞曲やチェロコンチェルトくらいしか聴いたことがなく、「新世界より」という大メジャーな交響曲を生で聴くのも初めて。そんな私でも3曲聴くうちに、すっかり作曲家の理解も深まったように錯覚してしまいました。そう思わせるほど、ハーディングの曲の理解は優れていて、新日本フィルの力量を分かった上で、もう少しと引っ張って素晴らしい演奏を引き出したように感じます。そのせいか、終了の拍手の時には何度も舞台に立つハーディングに、促されてもコンマスがなかなか立たず、代わりに弓や足音でオケからの感謝を示した場面がなんどもありました。素晴らしい演奏ができて一番感謝しているのはオケ自身なんだと悟った瞬間です。

ハーディングはさすが33歳(!)だけあって、颯爽と舞台に現れた姿からして新鮮でした。グレイのスーツ、えんじに近い深紫のネクタイ、赤いポケットチーフ、さっぱりとした茶色の髪仕立ての良い背広と言った出で立ちで、指揮者というより多国籍企業の若手エグゼグティブといった印象。2009年のマーケティングプランをプレゼンしても似合いそうです。^^私の席は一階の中央だったので、真後ろから指揮を見ていましたが、肩がしっかり決まっていながら、サイドにたっぷり余裕を持った仕立てで、かなりの運動量があるのだなと、この会場で上着の型紙まで想像しているのは自分だけだろうなと自覚しつつ、テーラーの大変さを思いやりました。

一曲目はドヴォルザークの「謝肉祭」。何かの始まりを感じさせるようなうきうきした音楽は、年末年始にふさわしいですね。明るく、楽しい曲にこのコンサートはすごく楽しめるものになると確信しました。

次のエルガーの「愛の挨拶」はヴァイオリンとピアノの曲、もしくはピアノの曲としては聴いたことがありましたが、弦楽版は初めて聴きました。木管と金管が綺麗に弦に乗り、可愛らしいだけでなく、優雅な印象が残るこのバージョンも素敵だなと思いました。

ヴェルディの「運命の力より」序曲は、オペラの指揮でも定評のあるハーディングの拘りか?遠い記憶を引き出すような、なにかに突き動かされるような、深いドラマ性を感じさせる演奏でした。私はなぜか全く違う曲の記憶を想起してしまい、気になるので手繰ってみると、ミュージカルのミス・サイゴン、キムの歌でした。曲のメロディはほんの少し似ていますが、それよりも配線がおかしな私の脳の、同じ部分を刺激されたのだと思います。

前半最後の曲はドヴォルザークの「スラブ舞曲第2集より第7番」。民俗っぽい曲を予想していましたが、それほど土くさくなく感じたのは、演奏なのか自分が慣れてきたのかはっきりしません。(^^;

「新世界より」では木管と金管が非常に美しかったです。弦が頑張っていたのは見てわかりましたし、危なげなかったのですが、ひいき目もあり(笑)管楽器を褒めたい気分です。^^日本のオケでは金管が掠れて残念に思うことが多いのですが、今回はそんな心配はありませんでした。その上、この曲では時折オーボエの古部さんの柔らかいトーンが表に出て来るので、得した気分でした。第二楽章はイングリッシュホルンをはじめ木管が綺麗に重なり、郷愁を誘う「遠き山に日が落ちて」のメロディがいろんな形で現れて、ずっと聴いても飽きないほど。特に、音量がどんどん落ちて、真空に近いほどの静けさになってから、また始まるなど、ハーディングはオケの呼吸まで制御していたようでした。最終章はドラマチックに始まり、今まで出てきた主題が再現されたり、消えたりしながら、壮大さや繊細さを描きながら余韻を残して終わりました。

客席はその余韻をじんわりと味わったあと、急に熱気を帯びて大きな拍手が送られました。アンコールはないと分かっていながらも、二度目、三度目の拍手ではさらに拍手が熱くなったことからも、今日の演奏の素晴らしさが伺えると思います。ハーディングは頭をしっかり下げた日本的なお辞儀でそれに応えながらも、律儀に二人のコンマス、崔文洙さんと西江達郎さんに握手を求めていました。3月は新日本フィルの定期演奏会も指揮するそうなので、どの演目に行こうかと狙っています。^^


四川省大地震クリスマスチャリティコンサート
2008年12月27日 14:00~

会場: 東京芸術劇場
指揮: ダニエル・ハーディング 
演奏: 新日本フィルハーモニー交響楽団
プログラム:
 ドヴォルザーク 序曲「謝肉祭」
 エルガー    「愛のあいさつ」
 ヴェルディ    歌劇「運命の力」序曲
 ドヴォルザーク 「スラブ舞曲第7番」      
      ~休憩~
 ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」
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