コルプ王子にうっとり♪ レニングラード国立バレエ「白鳥の湖」

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「白鳥の湖」と言えば、音楽はチャイコフスキーらしいドラマチックな曲ばかりの上、バレエは幻想的な白鳥の群舞、民族の踊り、清楚なオデット、妖艶なオディール、悩める王子、力強いロットバルトとヴァリエーション豊かな古典の王堂。別館のSSをご覧になった方はお分かりの通り、オーボエが大活躍するのも、個人的には重要ポイントです。(笑)

SSを書いたばかりでもあり、この作品を観る気分が盛り上がっていたことも大きいのですが、今まで観た「白鳥」の中でもダントツに楽しむことが出来ました。まるでミュージカルでも観たような高揚感が残っているのは、やはり総合芸術としてすべてのバランスが取れていたからだと思います。

バレエのレビューだというのに、管理人のキャラ通り全く格調高くない感想ですが、宜しければ続きからどうぞ。


レニングラード国立バレエの正式名称はムソルグスキー記念/ミハイロフスキー劇場と言うのですが、去年も観たはずの管理人は未だに覚えらません。と、言うのは同じサンクトペテルブルグある、従来のレニングラード・キーロフ劇場はマリンスキー劇場と言う名称なんです。似てるというか、区別が付かなくって。。日本では許可を取ってレニングラード国立という名称を使用しているのは同じような人が多いからではないでしょうか。その上、今回のゲストソリストはマリンスキーから来ていまして・・やっぱり混乱して覚えられない管理人です。(笑)

今回のホールはラ・フォル・ジュルネでおなじみの東京国際フォーラムのホールA。大きなハコだけあって、直前でも良い席が取れました。今回は2F一列目のやや左手ですが、全体が見渡せ、特に群舞はよく見えます。宝塚とバレエは女性客が多いですが、今回も九割以上女性でした。海外でバレエを観たときは、まずカップルが多いですし、一人で来ている男性も多く、ここまで圧倒的な比率ではありませんでした。黒木くん一人では日本のバレエには行けないよね?なんて内心想像してしまいました。^^

もう一つコミックネタで言うと、槇村さとるのドゥ ダ ダンシング!では主役の鯛子が白鳥のパ・ド・ドゥを踊ることでバレエダンサーとしてのスタイルを模索してまして、古典的な表現と人間らしい白鳥を試行錯誤しているんです。王子役もいろんなスタイルのダンサーがいて、型にはまっていたり、現代的だったり。。連載中のこのコミックを思い浮かべながら、今日はどんな白鳥が観られるのか、期待でわくわくしていました。

今回の主役二人は共に表現力が豊かで、テクニックも抜群。原典に忠実ながら、楚々として可憐な白鳥と瑞々しい王子の姿にうっとりとしました。特にマリインスキー劇場からのゲストソリスト、イーゴリ・コルプの、迷いながらも恋を貫くジークフリートには、青春の向こう見ずさと甘酸っぱさを思い出しました。これぞ箱入り王子様!という演技はもちろん、上昇後、更に上に引き上がるようなジュテの飛び方にも魅せられました。現代作品も定評があるので、そちらも機会があれば見てみたいです。

オクサーナ・シェスタコワはそのしなやかな上体と腕の動きで初々しい白鳥を、きびきびとした動作と安定したキメポーズで大人な黒鳥をそれぞれに演じ分けており、大変好みでした。周りのキャラも立っていて、聖飢魔Ⅱみたいなロットバルトや、ホームドラマに出てくる気のいいおじさん風の家庭教師、マザコン気味の王子が頼りにしている王妃などが彩りを添えます。もちろんコール・ド・バレエも(群舞)は美しく、ロシアのバレエ団らしい幻惑的な世界を魅せてくれました。

白鳥の湖は、あまりに揃いすぎても退屈で眠くなるし、とはいえ、群舞で個性を出されてもその世界に入れなくなる、メジャーすぎて踊る方も観る方も難しい作品だと思います。実力と演出で、いくらでも退屈にもエキサイティングにもなる、古典に込められた普遍的な魅力を改めて感じました。

長い歴史の中で「白鳥の湖」にはいろんなバージョンがあり、ロシアでは「悪魔を倒した王子は姫と結ばれる」とハッピーエンドの演出が主流と聞いていましたが、こちらのバレエ団では原典に忠実な主役二人が湖に身を投げ、真実の愛はロットバルトを倒す、という悲劇エンディング。天国で結ばれたイメージを出すためか、アンコールではラベランス(お辞儀)で主役二人のラブラブ振りをいろんなパターンで魅せてくれて、拍手しながらヒューヒュー言ってしまいそうでした。アンコールの拍手まであれほど楽しかったのは、初めての体験です。^^

レニングラード国立バレエ
―ムソルグスキー記念/ミハイロフスキー劇場―

「白鳥の湖」

―全3幕4場―
2009年1月11日(日)13:00開演 東京国際フォーラムホールA
<キャスト>
オデット/オディール オクサーナ・シェスタコワ
ジークフリート イーゴリ・コルプ(ゲスト・ソリスト)

指揮:ミハイル・パブ-ジン
管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団
コメント
この記事へのコメント
nomomaniaさん、こんばんは!

奥様、「最後」のクラシック見に行かれたんですね。
私は仕事で草刈さんのお話を伺ったことがあるので、最後の舞台はチェックしてました。コルプは「本当に最後」のモダンでもパートナーを務める予定で、そちらに行けたらと思っていたのですが。。。やはり引退前では、カップルとしても精彩を欠いていたのですね。

優雅な外見と違い、アスリートのような心持とさばさばした語り口が印象的だった草刈さん、引退後はまた違う活躍を見せてくれることを期待します。

nomomaniaさんも、たまには奥さまとご一緒されて、バレエ客席の男性比率を上げてくださいね~。^^
2009/01/18(日) 22:13 | URL | ろめいん #VWFaYlLU[ 編集]
うちのカミさんもレニングラードバレエのジゼルを見に行きましたが、よせば良いのに、好奇心から「草刈民代の最後の公演」を選んで行ったら、案の定、草刈民代の相手役ではコルプ王子も精彩を欠いていたようで、悔やしがっています。
2009/01/17(土) 23:51 | URL | nomomania #-[ 編集]
abimieさん、こんばんは!

おお、旅先でバレエ鑑賞ですか!踊る人も見る人もつま先立ちだったんですね。(笑)それでも楽しめて良かったですね。^^
私も以前ロンドンでロイヤルバレエ団を見て、劇場からして感激しました~。
白鳥は一番見ているバレエなんですが、飽きて寝た事もあれば、群舞が揃っておらず突っ込んだ事もあります。一応すべて有名バレエ団なんですけどね~。(^^;
なんども見た作品は点が辛くなりがちですし、観る方の体調でも印象がちがいますよね。。
優雅な気分で生音楽も楽しめるので、時々行きたいなと思ってます。^^
2009/01/16(金) 23:35 | URL | ろめいん #VWFaYlLU[ 編集]
ろめいんれたすさん。こんにちわ
レニングラード国立バレエの「白鳥の湖」ですか・・・
古典って「いくらでも退屈にもエキサイティングにもなる」→そのとおりだと思います。
で・・一流の方達って退屈にはさせないんですよね。
私はバレエも睡魔との闘いでした。
旅先の某オペラ座で眠たくなるだろうと4階席で見たのです。
眠るどころか,ずっと背伸びをしたまま見入りました。<つま先立ちです>
ピタピタと決まるキメポーズ・・国立バレエ団ってやっぱり凄い☆私はコミック(蒼きドナウ?だったかな)の知識のみでしたが、見入りました。また古典を見に行きたくなりました。
きっかけありがとうございます。
2009/01/16(金) 22:23 | URL | abmie #-[ 編集]
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