Respect for B!:マリア・ジョアン・ピリス コンチェルト@トリフォニー

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GWは音楽祭!そしてPCを何とかしなくてはならない管理人です。
PCの電源がバシバシ落ち、エラーメッセージがどんどん深刻な内容になるので、買い換え機種の目星もつけました。一応ダメもとでいくつか処置をしてみたら、今日一日は電源が落ちず、HDの妙な音も無くなり、ひょっとしたら延命できたかも?と様子見しています。このままWindows7が出るまで頑張ってくれるといいな~とムシの良いことを願っています。(^^;

ところで先日はピリスのコンサート第二弾に行ってきました♪

ピリスの神経が行き届いたリサイタルも素晴らしかったですが、協奏曲もまた素敵でした。
「神業」ではなく、素晴らしい人間業だなと思ったコンサートについては続きからどうぞ。


今回の席は一階の後ろ側中央列の左側でピアノの手がよく見える角度、独奏チェロも目の前でした。少し遠くではありますが、ピリスの弾く姿がよく見える場所が取れてラッキーです。リサイタルの時は舞台に二人だけだったので、それほど目立ちませんでしたが、オケと一緒だとピリスの小柄さがよく判ります。手も小さなピアニストらしく、手を横に揺らして鳴らしている様子が見て取れます。身体全体で弾いているのは感情表現とかではなく、そうやってしか弾けないのだろうと思ったり。

リサイタルでは彼女の音楽感やショパンへの畏敬の念が伝わりましたが、コンチェルトではベートーベンへの深い理解を感じました。オーケストラはトリフォニーを地元としている新日本フィルハーモニー、指揮は高関健でした。

最初の一曲はベートーベンのピアノ協奏曲第2番。出版されたのは二番目でも、書かれたのは最初のピアノ協奏曲です。初めて聞いた曲でもあり、最初は硬い曲かなと思いましたが、だんだん瑞々しさが表れて、ピリスの細かい表情の付け方と相まって楽しく聞けました。特にアダージオでは穏やかで美しい情景が見えるようで、終楽章のロンドは快活で楽しく、オケに負けないピアノの輝きが美しかったです。終わったあとの指揮者の嬉しそうな笑顔や、オケの表情からも、演奏者自身が満足していることが良く判りました。

リサイタルでもパートナーを務めたパヴェル・ゴムツィアコフの選んだチェロ協奏曲はシューマンのもの。シューマンでチェロの協奏曲?と思いましたが、有名な曲らしいです。個人的には「アダージョとアレグロ」のチェロ版が好き(余談ですがオーボエ版はもっと好き)なので、大いに期待しました。
曲名は「生き生きと」なんですが、渋い曲でした。ゴムツィアコフの演奏は安定していながらも、圧倒的な個性を打ち出すタイプじゃないせいか、第一楽章ではオケのチェロと馴染みすぎたような気がしました。それが曲想が変わり、ソロとオケが交互に弾く部分では主張も個性もはっきりしてきて、高音が多くて難しそうな最終楽章を快活に弾ききると、意欲的な挑戦に拍手しました。ピリスと一緒にコンチェルトを演奏するのは大変なプレッシャーだと思いますが、コンサートの全体感に合う演奏でした。

休憩を挟んでの最後の曲はベートーベンの協奏曲第4番。第5番の「皇帝」ほどではありませんが、有名な曲です。ピアノ独奏で始まる第一楽章は美しく、典型的な協奏曲の第二楽章みたいなイメージ。ピリスのピアノの音の響かせ方は、リサイタルとはまた違う魅力があり。オケに負けない個性と、曲をしっかりと理解して、それに合わせた音選びが際立ちました。ピリスが作曲家の意図を理解し、譜を読み込んで独自の表現をする言われているのは、こういう部分で現れているのかなと思います。

オケの演奏まで最初の曲に比べ響きが良くなっているような感じがしたのは、こちらの贔屓目なのかもしれませんが、最後のロンドはピアノとオケの掛け合いが素晴らしく、ずっと聴いていたい、終わって欲しくないと切に願いました。客席の拍手も熱を帯び、オケの皆さんの興奮した面持ち、指揮者の徹底したソリストへの賛辞などからも、だれもが満足したコンサートの幕引きだったことは明らかでした。

素敵なコンサートを企画してくれたトリフォニーの皆さんと、素晴らしい演奏で楽しませてくれたピリスに大きなブラボーを!

マリア・ジョアン・ピリス・プロジェクトin Triphony Hall 2009
第2夜:コンチェルト
2009年5月1日(金)

出演
マリア・ジョアン・ピリス[ピアノ]
パヴェル・ゴムツィアコフ[チェロ]
高関 健[指揮]
新日本フィルハーモニー交響楽団[管弦楽]

曲目
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調
シューマン/チェロ協奏曲 イ短調*
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第4番 ト長調

コメント
この記事へのコメント
nomomaniaさん、
コメントありがとうございました!

協奏曲3つというのは私も初めてでした。もともとのプログラムではシューマンのピアノ協奏曲もあったのが両方ともベートーベンに変更されたとか。。聴いてみて、ベートーベンの二曲を弾きたかった気持ちが解るような気がしました。

ところで熱狂の日!楽しみですね~♬
私は4日、5日と行って来ますので、きっとどこかで同じ音楽を楽しんでいると思います。
2009/05/04(月) 11:09 | URL | ろめいん #VWFaYlLU[ 編集]
協奏曲を3つ連ねたコンサートとは珍しい、しかも、ピリスでの2番と4番!!。
「ずっと聴いていたい、終わって欲しくない・・・」とのお気持ち、良く理解できます。

私は今日は「熱狂の日。朝9時半から夜10時半まで、4連発です。

2009/05/04(月) 07:45 | URL | nomomania #-[ 編集]
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