Bach is Exciting!:ラ・フォル・ジュルネ2009 5月4日

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毎年恒例の音楽祭 La Folle Journee au Japon に行って来ました!
この日は久しぶりに貧血ぽくなり、余り体調が宜しくなくて、家族にも顔色が悪いから見合わせたら?と心配された位だったのですが。。(^^;
調子が悪かったら途中で帰ると約束して、夕方まで休養して国際フォーラムに向かいました。新型インフルではなさそうなので、ご心配なく。

昨年に比べ日数は減ったのは、やはり経済環境のせいなのでしょうか?しかし丸の内エリアを含めた盛り上がりは例年通りで周りを歩くだけでもうきうきしてしまいます。
すっかり元気を充電したバッハの協奏曲と心の平安を取り戻した受難曲については続きからどうぞ。

LFJ0905.jpg
毎年音楽祭会員になってメルマガなどももらっているというのに、この時期は旅行だの、親戚が来るだのなんだのでぎりぎりまで予定が確定しません。そんなわけで今年もボックスオフィスでホールAやCの、キャパの大きな演目だけしか選べませんでした。本当は小ホールのほうがバロックっぽくて良かったのですが、予定が決まった頃には全然取れなくて・・本当に年々競争率が上がってるような気がします。(^^;;

今回絶対に行きたいと思ったのはピアノ協奏曲3連発。どれも聞き込んでいる上に、ピアノ、チェンバロ、ヴァイオリン、オーボエなども聴いているので、ストレスなしに聴けること間違いなしだと思いましたが、その通りでした。

第一曲目のピアノ協奏曲第一番は力強いエンゲラーの演奏でのっけから違う世界に連れて行かれました。チェンバロを意識しているような一音一音がはっきりしているような指使いですが、迷いのない彼女の解釈に引き込まれるようでした。第二楽章はゆっくりとした、重い重しいテンポに最初は戸惑いましたが、すぐに全体のスケールの大きさに合うバランスに慣れ、第三楽章でのまとめにわっと拍手がわきました。

ベレゾフスキーの協奏曲第5番は、流麗でありながらも一つ一つの音を流さない丁寧さがあり、テンポはやや速い?ような感じでエンゲラーとは対照的。左右のプロジェクターでピアニストを撮影してくれたので、細かい指つかいや表情などもはっきりと解ります。ベレゾフスキーは表情も細かく変わるので、見ていて楽しかったです。「どうだ?」とか「よし!」とか思っていそうで。(笑)テンポが揺れるとか、演奏が安定しないという意味ではありませんが、即興的な気分が溢れる演奏でした。

そんな対照的な二人ですが、最近はデュオを組んでいるとのこと。どんな演奏なのか興味津々で第三曲目が始まりました。二台のピアノの協奏曲第一番はもとは違う楽器(オーボエとヴァイオリン)のための協奏曲だと言われるだけ合って、違う個性がぶつかるのがまた魅力です。息が合いながらも、雰囲気の違う二人のピアノがダイナミックに掛け合い、競いながらも曲を高める楽しさが満載でした。

クラシックが退屈だと誰が言った!と叫びそうなエキサイティングな演奏でした。拍手の熱さは尋常ではなく、舞台の直後はCD売り場は長蛇の列。エンゲラーもベレゾフスキーもしらないけど、CD買おう!ってファンがたくさんいて、嬉しくなりました。直後に企画されたエンゲラーさんのサイン会も大盛況でしたが、管理人は次のコンサートに遅れそうだったので、泣く泣く写真だけ撮ることに。


090503エンゲラー


出演者
ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ・ロシア)
ブリジット・エンゲラー(ピアノ・フランス)
シンフォニア・ヴィルソヴィア(オーケストラ・ポーランド)
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮・フランス)

曲目
ピアノ(チェンバロ)協奏曲第一番BWV1052
ピアノ(チェンバロ)協奏曲第五番BWV1056
2台のピアノのための協奏曲第一番BWV1060


そんな風に興奮した協奏曲のあとは渋く宗教曲。ヨハネ受難曲は初めてですが、ずっと行きたくていけなかったバッハコレギウムジャパンなので、コルボさんのロ短調ミサと迷ったあげくこちらに。ホールはAよりは小さめのCで、二階の最前列でした。

指揮の鈴木雅明さんは、輝く白髪を振りながら丹念な指揮で、小さな編成の管弦楽と合唱をまとめます。古楽器での演奏だとは聞いていましたが、木管が、本当に木製だったことには思いの外驚きました。他にも見慣れない楽器がいろいろあり、バロックの音が再現されることに期待満々。通奏低音の響きが室内を揺らすように豊かだと思ったら、鈴木秀美さんなんですね。なんという贅沢!

今回残念だったのは予習ができず(ロ短調をほうを予習してしまってて(笑))ギリギリで入ったために対訳も買えなかったこと(だって終演後は売ってないんですもん;;)こういう曲はちゃんと勉強しておいた方が楽しめると反省。。

それにしても、BCJは演奏と合奏が一つにまとまって安定感がありました。カウンターテナーは青木洋也さん。日本人のカウンターテナーを生で聴くのは多分初めてでしたが、先入観を超え、男らしいタイプの方でした。合唱ではアルトと一緒だというのも初めて知りましたが、そういえば少年合唱と女声のアルトの中間みたいな声でした。テノールのユリウス・プファイファーは端正で、バリトンのステファン・マクラウドは押さえたドラマ性が素敵。歌詞が解ればきっともっと良かっただろうと己の不勉強を後悔。(^^;ソプラノのレイチェル・ニコルズさんも清楚で、皆さんの個性が生かされた演奏でした。

全体的に演奏・独唱・合唱のバランスが良く、心が落ち着き、楽しめる演奏会でした。惜しむらくは自分の勉強不足(しつこい)それと、9時スタート11時終演なので、レチターヴォみたいな部分では意識が遠のいたことも2,3度三度。(苦笑)合唱で目が覚めて、いつの間にか裁判になっていて驚いたり。いや、こんな時はリラックスして聴くのが一番。長い宗教曲をCDから入るのはきついので、こうやって演奏会で聴いてからの方が意欲がわきそうと言い訳をしてみたり。とにかく聴いたとたんにまた聴きたくなるBCJでした。

出演者
ドロテー・ミールズレイチェル・ニコルズ(ソプラノ・ドイツ)
青木洋也(カウンターテナー・日本)
ユリウス・プファイファー(テノール・ドイツ)
ステファン・マクラウド(バリトン・スイス)
バッハコレギウムジャパン(合唱/管弦楽・日本)
鈴木雅明(指揮・日本)

コメント
この記事へのコメント
nomomaniaさん、コメントありがとうございました!

今回無料コンサートにはあまりいけなかったんですが、nomomaniaさんはたっぷり堪能されたんですね!
東京にいると、GWは旅行に行けなくても楽しめてラッキーです。
来年のショパンも楽しみですね♪
2009/05/07(木) 23:11 | URL | ろめいん #VWFaYlLU[ 編集]
こんばんは。

4日と5日の連チャンでお出掛けになっていたのですね。
私は4日の朝から晩までの予定したが、結局5日にも娘と一緒に落穂拾いに行ってしまいました。

有料コンサートだけではなく、無料の周辺コンサートの充実振りも中々のものでした。
2009/05/07(木) 22:27 | URL | nomomania #-[ 編集]
はーもに~♪様、いつも楽しいコメント感謝しています!

同じコンサートにいらしたなんて嬉しいです。
ヴァイオリン協奏曲は同じ空間で、ヨハネは違う日ですが同じ感動を味わっていたんですね。^^

マニフィカトとト長調ミサもチェックしてたのですが、素晴らしかったようですね。ソリストの合唱って考えただけでも夢心地♪そのうえイケメンもなんて、ナイスセレクション!(笑)

ヨハネのキャスト変更、指摘して下さりありがとうございます。変更は知ってたのに、つい印刷物を写してしまいます。本文は先ほど訂正しておきました。

ところで、ダーリンは一応いるのですが、夜遅くに連れて行ったら大いびき間違いなしなので、大体一人で行くことになります。はもさんちみたいに、オケやってた旦那さまなんて羨まし杉です~。私もコンサート用の彼氏を別途に調達しようかしらん。それってなにカツ??(笑)

ところで演奏会でマニフィカトとヨハネ受難曲をやるんですか!凄いですね!ノドの調子と体調に気をつけて頑張ってください。

私の方まで、ご心配をおかけしてすみません。PCも体調も無理しないようにやってます。来週からは仕事も忙しくなりそうなので、今のうち休息して、6月のヨーロッパ(一応仕事ですが)を楽めるよう頑張らなくては。
2009/05/06(水) 16:45 | URL | ろめいん #VWFaYlLU[ 編集]
5月5日に、3公演、行ってきました♪

・ダンナの希望で、ヴァイオリン協奏曲
・ウチの合唱団が今年の定演でやる「マニフィカト」
・来年の定演でやる「ヨハネ受難曲」(ろめいん様と同じ♪)

・現存するヴァイオリン協奏曲全3曲を、聴けたのは嬉しかったです。
男性のヴァイオリニスト(ドミトリ・マフチン)が第1番を、女性ヴァイオリニスト(ファニー・クラマジラン)が第2番を、最後に2人で「2つのヴァイオリンのための協奏曲」を。
私は女性ヴァイオリニストが可愛らしくて繊細で好感で、2つのヴァイオリンも面白くて良かったんだけど、ダンナは、「女性のヴァイオリンが、ちと、弱かったな」と第1番が良かったと言っておりました。
でも、この編成でやるには、ホールAは、デカすぎ。
もっとこじんまりしたホールで聴きたかった、というのか共通した感想でした。^_^;

・「マニフィカト」と「ト短調ミサ」、これが、大当たり!!
ミサ曲とマニフィカトなのに、合唱団無し(!)で、ソリストだけで合唱パートも歌ってました。
でも、ソリストが粒ぞろいで、始めの「キリエ」から心の琴線、かき鳴らしっぱなし。
特に、ソプラノのマリア・ケオハネさんとカウンター・テナーのカルロス・メナさん、は出色v-33
ソプラノのアダージョ(アリア)は、もう、あの声に 気持ちをじかに撫でられて天への高みにつれていかれるようで、自然に涙があふれてきました。
カルロス・メナさんの透明で輝きのある声も素晴らしかった♪
そして古楽アンサンブルのリチェルカール・コンソート。
ヴァイオリンとヴィオラに4人の、おのおの違う持ち味のイケ面がぁ!!!(モチつけ、私…汁)
オペラグラスで、しっかりガン見いちゃいましたww

・ヨハネ受難曲は、ろめいん様と同じプログラム。
あんな少人数で、迫力ある合唱をこなせるのは、それぞれがソリストとしての実力を持っているバッハ・コレギウム・ジャパンならでは。
ソリストが合唱隊に混ざって歌っている形式、初めてみました。
私はつい、歌い手に目がいって、「テノールの人、レチタティーボとソロと両方こなして、ずっと歌いっぱなしで大変ね」と思っていましたが、学生オケ出身のダンナは、「あのチェロ、最初から最後まで弾きどおしで、大変だな」って…w

そうそう、ソプラノはドロテー・ミルズさんからレイチェル・ニコルズさんに変更になったようですよ。
青木洋也さん、上手かったんだけど、その前の「マニフィカト」でカルロス・メナさんの透明に輝くクリスタルのようなカウンター・テナーを聴いた後だったので、くすんで聴こえてしまって…ダンナも「カウンター・テナーって初めて聴いたけど、ずいぶん音色が違うもんだな」と感想。
バスのステファン・マクラウドさんは、その「マニフィカト」に引き続きだったけど、ヨハネの方がますます声に深みを増してよかったです。

対訳も(ダンナをパシリにして)ゲトできていたのでw、退屈せずにすみましたw
(ろめいん様、勉強もいいけど、対訳を買いに行ってくれるダーリンをゲトするのもいいかも。婚カツよ、トンカツじゃないのよ)
来年はこの大曲を、うちの合唱団がやるのかと思うと期が遠くなりそうですが…

とにかく、初ラ・フォル・ジュルネ、堪能しました。
楽しかったです♪
ろめいん様お勧めのピアノ協奏曲も、聴きたかったな。
来年のテーマは何でしょうね?(^^♪

ろめいん様の体調、いかがでしょう?
ゆっくり休んで、元気を取り戻してくださいね。
ではでは、また♪
2009/05/06(水) 10:55 | URL | はーもに♪ #CFBCjnlI[ 編集]
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