Bach to Basic:ラ・フォル・ジュルネ2009 5月5日

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あっという間に音楽祭は終わり、来年に想いを馳せるファンも多いのではないでしょうか。
推定来場者は40万人だそうですが、去年は100万人と言われていたので、半分以下。5日が3日に短縮されたので仕方ないですが。。一方で、チケット販売率は94%だし、公式CDも二日目に売り切れたとは、需給バランスとは難しいものです。(^^;;

もうご存じでしょうが、来年のテーマはショパン。最近良く聴くので、もちろん歓迎ではありますが。。やっぱり、ピアノとかピアノとかピアノばかりなのでしょうか。(笑)
時代的にも、フォルテピアノとかチェンバロとかオルガンとかで変化も付けられないでしょうし。。もちろん違う楽器がメインの曲もないわけではないし、協奏曲などもありますが、なにせピアノがメイン。音楽祭ではいろんな楽器や、室内楽などあまり耳にしない作品を聴けるのも魅力の一つだったので、作品数が多くなくてピアノに偏ったショパンではつい??と思ってしまいます。もちろん主催者側がちゃんと考えてはくれると思いますので心配はしてませんが。

無責任な提案として、演奏者の個性を分かりやすく謳ってみてはどうでしょう?「泣けるピアノ協奏曲byタチアナ・ヴィシニョーワ」「葬送も華麗な指揮byジャン・ドナデュウ」「極北のショパンby瀬川悠人」なんてね。(のだめの脇キャラばかりでごめんなさい)

おっと、また妄想が暴走気味の管理人です。(^^;
雨の中の音楽祭最終日については続きからどうぞ。


ラ・フォル・ジュルネ2009の最終日は母とイタリアンを食べて、ヴァイオリン協奏曲を聴き、銀座をぶらぶらして、音楽祭の打ち上げとして一人でコルボさんのマタイ受難節を聴くという贅沢な1日を過ごしました。

ヴァイオリン協奏曲は散々聴いた曲なので、リラックスして聴けました。ホールAは5千人入る大ホールですから、二階の後ろ側ではなかなか見えません。折角生で聴きにきたのに、左右のスクリーンばかり見てしまうと、テレビを見ているようでちょっと残念。母はスクリーンで大写しになっても、あの女性は日本人なの?と聞くほどなのでオペラグラスを持ってくれば良かったと後悔。

演奏の方は気を衒ったものはなく、安定して聴けました。ファニー・クラマジランは華奢な25歳ですが、演奏は瑞々しくて好感が持てました。ドミトリ・マフチンは協奏曲第一番より二つのヴァイオリンの方が良かったと思います。二つのヴァイオリンはどちらがメインと言えないほど絡み合うのですが、拮抗する中でお互いの個性が見えてきて楽しく聴けました。あのスクリーンを見て、分かったつもりになった部分もあると思うので、もう少し近くで聴ければ、その個性がもっと捕えられた気がします。

時間に余裕があったのか?押せ押せの音楽祭では珍しくアンコールも。ニ台のヴァイオリンの第一楽章は勢いが良くて、元の演奏もこれ位の迫力でやってくれても、音楽祭らしくて良かったのでは?と思いました。

出演者
ファニー・クラマジラン(ヴァイオリン・フランス)
ドミトリ・マフチン(ヴァイオリン・ロシア)
シンフォニア・ヴァルソフィア(オケ・ポーランド)
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮・フランス)

曲目
ヴァイオリン協奏曲第一番BWV1041
ヴァイオリン協奏曲第二番BWV1042
2つのヴァイオリンのための協奏曲BWV1043
アンコール・2つのヴァイオリンのための協奏曲第一楽章

コンサートの合間はバッハ市場で買い物をしたり、リューベック広場で無料オケを聴いたり。お茶を飲みながらトッカータとフーガと聞いていたら、ちょうど、有名な「タララ~、ラララララーラ。」の直後に誰かが誤ってワイングラスを落とし、タイミング悪く(良く?)「パリーン!」と音が鳴り、会場中に抑えた笑いが漏れました。皆が頑張って笑いを抑えたのは、アマオケさんの折角の舞台なのをぶち壊してはいけないとう言う理由もあったりして、気遣いのある雰囲気が近所の祭りっぽくて微笑ましかったです。

入口ではマスタークラスに並ぶ人たちが長蛇の列。キャンセル待ちの列もすごくて何事かと思いました。でもコンサートの半券で、一流奏者が指導しているところを見られるんですからまたとないチャンスですよね。いつかマスタークラスにももぐり込んでみたいものです。^^

銀ブラを少しだけして母の日孝行を終えると、ホールAに舞い戻り。さらに上の方の席で、舞台をかなりの角度で見下ろしました。今回は余裕を持って対訳も買えましたが、これは鈴木雅明さんの丁寧な解説も載り、今後も役立ちそう。この音楽祭ではおなじみになったコルボさんの指揮で音楽祭のラストを飾ろうという期待感は管理人だけではなく、ほぼ満員のホール全体に満ち溢れていました。

コルボさんのマタイだったらまず間違いはないという期待感は裏切られず、ソリスト個性豊かな表現、合唱の統一感、アンサンブルの妙と、生き生きとして素晴らしい受難曲を描いて魅せました。とはいえ、なにせ大ホールの一番奥にいた私には拡散して巧く届かない音もありました。アルトやバリトンが声を震わせると、もとの声質なのか歌詞がはっきり聞き取れないのが残念でした。ソプラノやテノールでは気にならなかったので、声の質に加え、表現のちょっとした違いが差を生むのかもしれませんね。このあたりは全く個人的な印象なので、席が違えば全然変わったかもしれません。訳を読み、ドイツ語の歌詞を聞き取りながら曲を味わうのは忙しくも楽しかったですが、そんな事をしなくても演奏の良さは十分に伝わったと思います。

聴きこんだアリアがどんどん出てくるこの作品では、声学だけではなく、器学との絡みもまた楽しみです。ソリストは皆良かったですが、管理人としては、エヴァンゲリストその他のテノールは歌いっぱなしなのに表情豊かで素晴らしかったです。コンマスのヴァイオリンとのアリアや、オーボエとアリアなど楽器のソロも申し分なくうっとりとさせられました。声楽アンサンブルの合唱は演奏と一体というか、以前聴いたゲヴァントハウスのマタイ受難曲とは全く違う統一感で曲を届けてくれたのは嬉しい驚きでした。

対訳には第1部のあとに休憩とあったので、イエスの捕獲でコラールが終わるとパチパチと拍手が鳴り出します。コルボさんは気にしないように?とアルトに目配せをすると、アリアが始まり、拍子抜けした客席に「え、休憩なし??トイレは大丈夫かな?」と動揺が走ります。(カッコ内は管理人の独白)

結局は40曲目のペテロの否認で休憩が入り、ほっと一息。この時のトイレの列の長さは前代未聞でした。男性用があれだけ並んだのを見るのは初めてです。女性は・・多分行けなかった方も大多数。管理人は悩んだ挙句、夜食用に調達した「ビゴの店」のローストビーフサンドを味わうことに。幕間は美味しいパンを頂くのが楽しみなので、これも美味でした。^^

気を取り直して始まった第二部は、聴きどころが多すぎて寝る暇もなく。(笑)いや~、偉大な曲ですよね。最後の合唱がまた素晴らしく、来年もまたコルボさんを聴きたいと切に願います。テーマがショパンだと出番はなさそうなんですが、そこをなんとか。。(^^;

出演者
シャルロット・ミュラー=ペリエ(ソプラノ・スイス)
ヴァレリー・ボナール(アルト・スイス)
ダニエル・ヨハンセン(テノール・オーストリア)
ファブリス・エヨーズ(バリトン・スイス)
クリスティアン・イムラー(バリトン・ドイツ)
ローザンヌ声学・器楽アンサンブル(スイス)
ミシェル・コルボ(指揮・スイス)

曲目
マタイ受難曲 BWV244

第1部 1~29曲
第2部 20~68曲
コメント
この記事へのコメント
はーもに~♪様
早速の反応ありがとうございます!

トッカータとフーガも一緒だったとは、縁がありますね♬金管からぷふぉ~という音もでてましたが、曲には元々ない音だから多少のことは大丈夫ですよね。(笑)
ちょうど、母とアマオケというものは弦はそこそこ集まっても金管が弱いことが多いと噂してましたが、はも様と同じようなことを考えていたんですね。

例年、母の日をかねてコンサートとランチをしていますが、母孝行というよりは自分の趣味に付き合わせてるだけかも。昔ピアノをやっていた人なので、クラシック好きなのは助かります。^^

のだめとのコラボは、以前のラ・フォル・ジュルネでもやったので、来年は期待ですね。こうなったら、異色のピアニストを揃えてもらい、いろんなショパンを聞き比べてみたいものです。
2009/05/06(水) 23:25 | URL | ろめいん #VWFaYlLU[ 編集]
ろめいん様もヴァイオリン協奏曲聴かれたのですね♪
あと、リューベック広場のアマオケの演奏も聴きましたよ。
そうそう、ちょうどワイングラスが割れて、派手な音がしたので、びっくりしました(笑)
トッカータとフーガのオーケストラバージョン、初めて聴きましたが、なかなか斬新な編曲で面白かったです。
弦が良かったですね♪(管が、時々、気の抜けた音出してたけどw…それも何か親しみが持ててw)
主人は、学生オケをやっていたので、なかなか立ち去りがたかったようですが、次の公演があったので、途中で退席…

昨日は子供の日だったのに、子供はもう、いっしょに遊んでくれないので、久々にダンナとデートでした。
ろめいん様は、お母様孝行、偉いです。
うちも何か考えなくちゃ。何も欲しがらない人なので、かえって困るのですよ…

来年のラ・フォル・ジュルネのテーマはショパンですか!
映画もあることだし、「のだめ」とタイアップすると、面白そうですね♪
2009/05/06(水) 23:00 | URL | はーもに♪ #CFBCjnlI[ 編集]
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