音楽のチカラはジャンルを超えて:「全音楽界による音楽会」 東北関東大震災チャリティコンサート

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東京では、あれから桜が咲いて散ってしましたが、皆様は花見を楽しむことは出来たでしょうか。

管理人は別に自粛した訳ではなく、忙しい時期だったのでちゃんとした花見は出来ませんでした。それでも折角咲いた桜を見てやりたいと、日常の中では桜の多い道をなるべく歩くようにしていました。期間の短い花ですが、満開の短い期間に拘らなければ咲き始めから散り際までも違った風情があって良いものですね。

今年一番の桜の思い出は、4月6日のジェーン・バーキン 震災復興支援コンサートを聴きながら遠回りして帰った夜。ピアノ演奏、朗読やダンスなど盛りだくさんのプログラムでしたが、ジェーンのフランス語の歌には癒されました。家族が止めるのも聞かずに日本に向かうと決め、4日でライブを実現した彼女と企画したスタッフ、出演者の皆様にブラボーです。

歩きながらのスマフォ試聴だったので、画像は小さいし、場所によって切れたり、街の音が煩かったりしましたが、クラブクワトロでのライブの雰囲気を生で感じられた気がします。お陰でウォーキングの運動になり、買い物もすませることができて一石三鳥でした。

まだまだ余震も多く、貧血+高層階にいるため地震酔いでいつも揺れてるような感じでしたが、久し振りにリラックスできました。やっぱり音楽の力は素晴らしいものですね♪

まだUstreamでも見られる様なので宜しければどうぞ。
http://www.ustream.tv/recorded/13809036/highlight/163365

生の音楽なら、更に力を与えてくれるはず。
そう思っていると「全音楽家による音楽会」が開催されると聞き、詳細もあまり確認しないままチケットを取りました。コンサートの内容はもちろん素晴らしかったですが、チャリティへ参加した実感が持て、震災についての複雑な感情が解きほぐれた気がします。

これから何度も思い出すであろうコンサート「全音楽界による音楽会」については、続きからどうぞ。
サントリーホールでの開演は17:30とのことでしたが、15:30から小ホールでチャリティバザー開催とのこと。バザーにも興味がありましたが、仕事の都合でホールに着いたのは17:00ちょっと前。カラヤン広場の人だかりを覗くと、バケツを持った有名人やら有名じゃない人やらが義援金を集めているのにまごつきました。システムが分からないまま様子を見ていると、義援金を渡すとチケットにハンコを押してくれてそれで中に入れるらしいと分かりました。このコンサートは最低一万円寄付するのが条件なので、バケツの中には一万円札しか無いのはさすがです。数枚入れさせようという作戦?は上手く当たっていたようです。小心者な管理人はスタッフさんのバケツに入れてしまいましたが、後からラサール石井さんの所にでも行けば良かったと後悔。なぜラサールさんってのは謎ですが、なんとなく。

小ホールのバザーでは商品も減っていて、人手もそれほどではありませんでした。小耳に挟んだ情報によると、開店直後は長い行列でなかなか入れなかったようです。オーラを感じて振り向くと、乙武洋匡さんが笑顔でサイン本をチャリティ販売していました。テレビなどで有名になる前の彼を偶然銀座で見かけたことがありますが、引き込まれるような笑顔はその時と同じ。あのパワーを感じて素通りできる筈もなく、かねてから興味のあった「だいじょうぶ3組」にサインしてもらいました。本も面白かったので、大満足です。^^

隅の方に綺麗なお姉さんがカッコつけてるので、モデルさんかと思ったら川島なお美さんでした。持ち込んだワインのチャリティ販売が完売して、暇だったらしいです。見覚えのあるイケメンオヤジだなと思ったら奥田瑛二さんがスタッフテーブルにいたり、思ったより小さい(管理人比)林真理子さんが裏方的にバタバタしていたり、山田邦子さんが「小ホールに来てね」と呼び込みしていたり、他にも見覚えのある顔が沢山働いていました。最初のラインアップは分かりませんが、管理人が見た時点でもベストセラー作家のサイン本や音楽家のサイン、化粧品、高級な袋物、レストラン券、池坊流の高そうな花器など商品にはセレブ感が溢れていました。ですが、雰囲気は母校のバザーのようで和気あいあいとした感じでしたよ。

いつものコンサートより緩い雰囲気で17:30過ぎに開演したのですが、終演は23:30過ぎ。最初のMCで21時は過ぎそうだ、22時にはなるかも、終電前には終わりたいと聞いた時は冗談だと思っていましたが、真面目な警告だったんですね。それにしても、休憩無し6時間って、決して苦痛ではありませんがやはり疲れるもので、終わった頃には戦友意識で舞台と客席が結ばれた気がします。(^^;

今まで管理人が聞いたコンサートで今まで最も長かったのは、宮本文昭さんのファイナルコンサート。あれも4年前の桜の頃でしたが、その時はメインが一人+ゲスト。今回は500人以上が舞台に上がり、ソリストやグループのカウントでも40以上ですから、舞台に上がり、演奏してはけるだけでも相当な時間がかかりますよね。演奏者は朝9:30からリハで入ってずっとですから本当にご苦労様。特に、メイン指揮の大友さんと今回の有志オケには頭が下がります。

なんと言ってもプログラムは下にある通りの長さ。協力者が多いこともありますが、合唱コンサート+オケコンサート+ガラコンサートX2位は楽勝で開催できそうですよね。

それ位盛りだくさんの企画で、クラシックを基本としてお笑い風あり、ポップス、演歌、ジャズ?なども。更に出演者にも良い意味で緊張感が漂っていて、良い音楽で楽しんで貰い、気持ちと義援金を東北に届けたいという意欲に溢れていました。出演者の方の中でも、ご家族が被災したり、ふるさと自体が被害に遭ったり、ご地震が被災したりという方が多くいましたが、それだけでなくプロとして最高の音楽を届けようという気迫が伝わって来ました。

合唱がメインの第一部は「震災のためのレクイエム」で幕を開けました。発起人でもあり、サントリーホールの館長でもある堤剛さんがチェロのソロ。神楽坂女性合唱団が「緑の星に」で考えさせてくれた後、スター混声合唱団が明るく笑わせて「上を向いて歩こう」でしんみりさせます。混合クワイヤーの「きずな」ではいろいろと感情が込み上げ、六本木男声合唱団・中丸三千繪さん・樋口達哉さんが様々な思いを昇華させてくれました。人の声って心に響くとしみじみ思います。

福島県出身の小林研一郎さんが指揮した第二部では「仲間達オケ」に視覚障害者の方や、福島県から参加した方も多数参加しており、彼らからのメッセージも胸に染みるものでした。池田理代子さんの「アヴェ・マリア」で始まり、コバケンさんの弾き振りでのモーツアルトの「ピアノ協奏曲23番」では抑えた感情を感じ、「フィンランディア」では苦難に打ち勝つ強さを、ダニーボーイでは素朴な風景を見せ、「1812」では勝利への爆発が圧倒的でした。特にラストは聴いているだけで解放されるような若い力が素晴らしかったです。

メインである第三部ではソリストがてんこ盛りに出てきて、一曲ずつ披露するという贅沢なもの。考えられた曲順だなぁと思っていたら、前半のクラシックはアイウエオ順とのこと。そうとは思えない流れの中で、どの方もプロらしく自分の音楽を届けていました。川井郁子さんはどうやってテンションを維持するんだろう?という迫力、佐藤しのぶさんはこれぞプリマドンナという貫禄で見せつけ、千住明さんの弾く「風林火山」に作曲家本人の演奏は格別だったり、自衛隊の楽団の方のユーフォニウムに被災地で働く方々を思いました。感想は書ききれませんが、とにかく皆素晴らしかったです。

後半はそれこそジャンルを超えたスターが次々に登場。出演者もビッグネームの方との競演や、大がかりなコンサート言う事で、緊張が伝わりました。石井さんは米米のイメージではなく、チャリティ活動にもずっと取り組んで来た真摯な姿勢でした。ご自身が被災されたからなのか、クミコさんの歌には感情がかき立てられました。中越地震でも活動していた小林幸子さんは華やかに現れ、演歌も良いなと思わせます。平原綾香さんは楽器のような声で客席を捉え、布袋さんは歌無しのPRIDEをカッコ良く演奏。森山良子さんが貫禄のエンディングで、最後に客席も一緒に「ふるさと」を歌って終了となりました。

観客の義援金だけでなく、ノーギャラでの出演者にも義援金を募り、合唱での出演者は強制だったとか。更にバザーでの売り上げなどがあり、当日だけでなんと3400万円以上の寄付金が集まったそうです。その70%が日本赤十字に、30%が福島県に寄付されました。金額の大きさだけでなく、皆の思いの大きさに、参加出来て良かったと思いました。

今回のコンサートでは音楽を純粋に楽しみ、周りの人と連携し、寄付をして、それを被災地に届ける一助となった実感が少しだけ湧きました。あれだけの大きな災害と、その後の事故処理を前に、知らず知らず無力感や焦燥感に囚われていたようです。音楽に感動し、涙が零れたり、笑ったりしたことで、感情面でも抑圧から解かれた気がしす。

真の復興までは長期戦になりそうですが、首都圏に住むものとしてライフスタイルを変えることを含めていろんな意味で支援をして行きたいです。

こんな時に、音楽家ができること。一般の人ができること。
そんなことを考えさせられ、気付かせてくれた機会になりました。
企画された方々、協力された方々、出演された方々、そして客席の方々。

素晴らしいコンサートを実現させてくれてありがとうございました♪
また、皆の思いが被災地の状況を少しでも良くすることを祈ります。



************************
ジャンルを超えた、音楽のチカラを!
「全音楽界による音楽会」 東北関東大震災チャリティコンサート
2011年4月20日(水)17:30開演 サントリーホール

<公演責任者・大ホール>コシノジュンコ、近衛忠、小林研一郎、三枝成彰、堤剛、矢内廣、山田邦子、湯川れい子
<公演責任者・小ホール>池坊美佳、南條史生、林真理子
<総合進行>露木茂、永井美奈子

【プログラム】 ■第一部
指揮:大友直人
管弦楽:東北関東大震災チャリティコンサート有志オーケストラ
・三枝成彰:震災のためのレクイエム ソロ:堤剛(vc)
・緑の星に<神楽坂女声合唱団と仲間たち>
・上を向いて歩こう<スター混声合唱団>
・きずな<湯川れい子、亀渕友香、池未信とその仲間クワイヤー>
・三枝成彰:「レクイエム~曾野綾子のリブレットによる」より 『四つの頌歌』
<六本木男声合唱団>*ソロ:中丸三千繪(Sop)、樋口達哉(Ten)

■第二部
指揮:小林研一郎
管弦楽:コバケンとその仲間たちオーケストラ
・グノー:アヴェ・マリア(ソロ:池田理代子)
・モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番より 第2楽章(ピアノ:小林研一郎)
・シベリウス:交響詩「フィンランディア」 op.26
・アイルランド民謡:ダニーボーイ
・チャイコフスキー:序曲「1812年」変ホ長調 op.49

■第三部
指揮:大友直人
管弦楽:東北関東大震災チャリティコンサート有志オーケストラ

小川里美(Sop)・プッチーニ:オペラ「トスカ」より<歌に生き愛に生き>
奥村愛(Vn)・ラフマニノフ:ヴォーカリーズ
小原孝(Pf)・風と共に去りぬより<タラのテーマ>
神谷郁代(Pf)・ショパン:夜想曲第一番 変ロ短調op.9-1
川井郁子(Vn)・レッドヴァイオリン
熊本マリ(Pf)・シューマン/リスト編:謹呈
小林沙羅(Sop)・ドヴォルザーク:オペラ「ルサルカ」より<月に寄せる歌>
佐藤しのぶ (Sop) 佐野成宏(Ten)・ヴェルディオペラ「椿姫」より<パリを離れて>
佐藤美枝子(Sop)・マスカーニ:アヴェ・マリア
塩田美奈子(Sop)・J.シュトラウスⅡ世:春の声op.410
清水和音(Pf)・ブラームス:間奏曲イ短調op.118-2
千住明(Com、Pf)・千住明:風林火山~回帰
千住真理子(Vn)・モンティ:チャールダーシュ
仲道郁代(Pf)・ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調
ジョン健ヌッツォ(Ten)・プッチーニ:オペラ「トゥーランドット」<誰も寝てはならぬ>
長谷川陽子(Vc)・サン・サーンス:白鳥、カザルス:鳥の歌(Pf:小原孝)
林美智子(M-Sop)・サン・サーンス:オペラ「サムソンとデリラ」より<あなたの声に私の心は開く>
福島明也(Bar)・ヴェルディ:オペラ「椿姫」より<プロヴァンスの海と陸>
外囿祥一郎(Eup)・三枝成彰:まだ見ぬコンウォールへの旅
松本蘭(Vn)・マスネ・タイスの瞑想曲
三浦友理枝(Pf)・ドビュッシー:月の光
村治佳織(Gui)・J.S.バッハ:主よ人の望みの喜びよ
渡辺俊幸(Com)・悲しみを乗り越えて(指揮)

石井竜也・遠い出来事
ル ヴェルヴェッツ・Time to Say Goodbye
大貫妙子・千住明:金色の翼(Pf:千住明)
クミコ・ともだち(Pf:大貫祐一郎)
coba・coba:agua monegros
小林幸子・雪椿(指揮:小六禮次郎)
姿月あさと・祈り
倍賞千恵子・わすれな草をあなたに(Pf:小六禮次郎)
平原綾香・Jupiter~ジュピター
布袋寅泰・PRIDE
森山良子・Eternally~エターナリー

■特別協力:サントリーホール
■後援:文化庁、NHK厚生文化事業団
■制作:メイ・コーポレーション
■制作協力:池田卓夫(日本経済新聞)
■舞台進行:アートクリエイション
■音響:エスシーアライアンス
■字幕協力:Zimakuプラス
■レンタル楽器:アイエムエス
■楽器運搬:矢野陽一
■楽譜協力:東京ニューシティ管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、Strauss Edition Vienna、Alkor Edition Kassel、Music Supply Ltd, Tokyo、ヤマハ株式会社
■協力:ACT 4、NPU、岡田直也、JUNKO KOSHINO株式会社、 SEVEN HILLS Premium、東京フィルハーモニー交響楽団、ぴあ株式会社、株式会社北斗社、有限会社ムスタッシュ
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