なんとか行けました☆ラ・フォル・ジュルネ2013

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ご無沙汰しています。というか、生きております。(^^; 管理人のろめいんです。

放置が長らくつづき、ブログのことを思い出す度に中途半端に残すくらいなら閉鎖したほうがよいのではないかという思いも浮かんでいたこの一年。プライベートと仕事の都合で、予定が立たずコンサートにも全く行けない状態が続いていました。とは言え、ラ・フォル・ジュルネだけは今年も行きたいと願っており、幸運にも参加できたら久し振りに更新したいと思っていたので、浮上して参りました。「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 2013 パリ、至福の時」では久し振りに音楽に浸り、しばしの間、浮き世の義理やらなんやらを忘れることができました。

そんな訳で、久し振りのクラシックコンサートに舞い上がった状態ではありますが、どうせ万年初心者なので開き直ってレポートしたいと思います。

ラ・フォル・ジュルネ2013の素人的感想を読んでやっても良いよというお優しい方のみ、続きからどうぞ。
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初日の最初のコンサートは、文字通り朝一の10時開演。国際フォーラムの周辺の人出もまだこれからという感じで、音楽祭の最終準備中といった雰囲気。特に今回の会場は、オフィス棟内だったので、これから始まるのはミーティングかと錯覚してしまいそうでした。

とは言え、会場に足を踏み入れれば、蝋燭風の照明で工夫されており、見慣れない楽器が注目を集めています。時間になり、蝶ネクタイの宮廷奏者風の中野さんが現れれば、すっかりビジネスの雰囲気は吹き飛び、気分は20世紀の初頭にタイムスリップ。今回の趣向は、この時代にチェンバロを復興した奏者のコンサートを再現するものということ。ユーモアたっぷりの解説を交えたMCは分かりやすく、ランドフスカヤのドラマチックなスタイルまで再現しての演奏はノリも良くて楽しかったです。

当時開発されたモダンチェンバロは、多彩な音色を聴かせてくれ、またペダルの操作によって高音や低音も出せ、一つの曲の中で切り替えることもあるとか。いかにもチェンバロらしい、ジャジャ~ンという弦っぽい響きだけでなく、豊かな音色を出すことができる楽器で、個人的には普通のチェンバロの音より好きだと感じました。ただし、ピアノより好きか言うと話は別で、だからこそモダンチェンバロの立場が微妙なのは納得出来るような気がします。現在はモダンチェンバロはあまり使われないので、みなさんコンサートの前後に楽器の写真を撮っていました。

バッハの「平均律クラヴィーア」のプレリュードは良く聴きますが、楽器の違いのせいか新鮮に聞こえます。バッハさんに、自分が使っていた楽器、モダンチャンバロ、ピアノと聞き比べてもらいたいと妄想してしまいました。他の曲も楽器の特徴を捉えたセレクションでしたが、特にイタリア協奏曲はキラキラしていて、この楽器によく似合う気がします。皆さんも機会があれば、是非一度聴いていただきたい楽器です。

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公演番号161 5月3日 G409
“パリのバロック”チェンバロのパイオニア!ランドフスカの再現コンサート~1950年の公演をもとに~
中野振一郎(チェンバロ)

J.S.バッハ:プレリュード ホ長調 BWV854(「平均律クラヴィーア曲集 第1巻」より)
ヴィヴァルディ(J.S.バッハ編):クラヴィーア独奏のための協奏曲 ニ長調 BWV972
J.S.バッハ:イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971
クープラン:田園詩 変ロ長調
テレマン:ブーレ ヘ長調
フローベルガー:ラメント(「組曲 ハ調」より)

次に向かったのは、家電量販店の上にあるホールです。コンサートの開始が迫るとつい焦りますが、ゆっくりでも着実に向かうのが吉と、案内の方の指示に従いエスカレーターと階段で到着。無事満員の読売ホールにたどり着いて、弾んだ息を整えます。

先ほどのモダンチェンバロの音も多彩だと思いましたが、更に色彩がビビッドに伝わったのは、もちろん楽器の違いやホールの造りだけではありません。エル=パシャの演奏はどれも素敵でしたが、特に「水の戯れ」は素晴らしかったです。上手く表現出来ないのがもどかしいのですが、光の変化が微妙に表われているような音の選び方が秀逸でした。エル=パシャはラヴェルのソロ曲を全曲弾くという企画で、第一回目だけしか聴けなかったのが残念です。

公演番号171 5月3日読売ホール
“ラヴェル ピアノ・ソロ曲全曲演奏①” アブデル・ラーマン・エル=パシャ(ピアノ)

ラヴェル:古風なメヌエット
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ラヴェル:水の戯れ
ラヴェル:鏡
1. 蛾
2. 悲しい鳥
3. 海原の小舟
4. 道化師の朝の歌
5. 鐘の谷 

頭の中で綺麗な音がまだ残り、余韻を楽しみたいところを次が迫っていたので、今度は階段だけで7階を降りて、ホールAへ。席で待ち合わせた母が焦るほどギリギリの滑り込みでしたが、なんとか到着。最初の演目「亡き王女のためのパヴァーヌ」は、直前にピアノで聴いたばかりで、ちょうど聞き比べることが出来たのはラッキーでした。ホールAは大きい分、左右のスクリーンで演奏者を映し出してくれるのが良いですね。出だしのホルンに「のだめカンタービレ」で千秋がホルンにだめ出ししすぎて自滅したことを思い出しましたが、こちらのホルンは優しい音を鳴らしてスムーズな流れを作ります。オーボエ好きの管理人は、特に木管を応援してしまうのですが、オケの各パート音の重なり具合はピアノとはまた違う魅力ですっかり聴き惚れました。

プログラムでは次はボレロの予定でしたが、変更があるとのお知らせの通りに、「死の舞踏」。CDなどで聴いたことはあっても生で聴くのは始めてでしたが、題材の割に鮮やかな印象でした。ディズニーなどの映像作品にも似合いそうで、ジャジーなアレンジもありかなと思いましたが、やはりテーマがペストではそうは行かないのでしょう。

ラストを飾ったのは、予想通りに「ボレロ」。スネアドラムがリズムを鳴らす中、二つのメロディを違う楽器が受け渡してゆくのは圧巻。タイミング通りに各楽器を大スクリーンで見られるのも嬉しいです。好きな曲を良い演奏で、それも生で聴くというのは至福ですね。指揮者のカルイさんはノリノリで指揮し、安定したドラムの上に乗る各楽器の音もクリアに響き、マルレのぼろぼろボレロとは全く違う素晴らしい演奏を堪能しました。(すみません、まだ「のだめ」ネタです)そう言えば、マルレ・オケのモデルはラムルーらしいですが、「ボレロ」や「ラ・ヴァルス」の初演もした歴史のある名門オケなのに、一時は拠点を追われる危機になり、当時の首席指揮者だった佐渡裕さんが立て直したとか。なんと、フォルジュルネでは4日のラムルー公演のアンコールで佐渡さんがオケにもサプライズで登場し、ボレロを振ったとか。。くぅ、そっちも聴きたかった~!

ともあれ、初めてボレロを生で聴いた母も興奮気味に喜んでおあり、お陰で良い親孝行になりました。^^

オマケのアンコールはビゼーの「カルメン」から闘牛士。打ち合わせがあったのか、手拍子が起こり、客席全体が手拍子することに。カルイさんからも、もっと元気よくとか、ここは止めるよね?という指示があったりして、オケと一緒に演奏して居る気分で手拍子をしてしまいました。そんな感じで最後までノリの良いコンサートで初日は終了。最終日も音楽祭に出向きましたが、まずは初日編はこのへんで♪

公演番号112 5月3日ホールA 
パリは踊る ラムルー管弦楽団 ファイサル・カルイ(指揮)

ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
サン=サーンス:交響詩「死の舞踏」op.40
ラヴェル:ラ・ヴァルス
ラヴェル:ボレロ
アンコール:ビゼー:カルメン 闘牛士
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