10周年!ラ・フォル・ジュルネ2014

ここでは、「10周年!ラ・フォル・ジュルネ2014」 に関する記事を紹介しています。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2014-05-03 lfj1

2014-05-03 lfj2


ご無沙汰しています、管理人のろめいんです。あまりに放置が長くて、自分ちの敷居高くなっているというヘタレ具合ですが、取り敢えず生存確認を兼ねてやってきました。いらっしゃるお客様も少ないだろうと思いつつ、ぶらりと足を運んで下さった皆様に感謝したいと思います。

まずは近況ですが、要領が悪くて公私とも余裕はないのですが、おかげさまで元気です。先の予定が立たないので前売りは買えず、日々バタバタしており当日券にチャレンジする気力が湧かないなど、コンサートには相変わらず縁がありません。音楽はストリーミングで聞けるウェブラジオで聴くか、気に入った音源をスマホに入れて聴く事が多く、生演奏に飢えている状態です。

年末に第九すら聞きに行けない管理人が、唯一予定を確保できるのがゴールデンウィークのラ・フォル・ジュルネ。第一回からほとんど毎年通っているこの音楽祭は今年で10周年!ということで、祝祭感が盛り上がる新緑の東京国際フォーラムに行ってきました。

久し振りの素人的感想の上一週間遅れですが、宜しければ続きからどうぞ。
今年のチケットはすべて事前抽選などで手配し、4つのコンサートを聴くことができました。今回のテーマは「10人の作曲家」なので、目移りしながら選ぶうちに、結局は知っているアーティストで選ぶことに。アルゲリッチ、ケフェレック、小曽根さん、堤さん、コルボさんなども聞きたかったのですが、時間が合わなかったり、落選したりで縁が無く。結局はいつものベルゾフスキー3つにエル=パシャが1つ。ホールで言うとホールAが2つに読売ホールが2つという、ピアノ中心の手堅いチョイスとなりました。

初日に聞いたのは、ベレゾフスキーとウラル・フィルハーモニーのラフマニノフピアノ協奏曲第二番。5000人入るホールAの公演なのに、最も早く売り切れた公演と聞き驚きました。反射的にのだめ効果?と思いましたが、LFJ公式ブログによると、フィギュアの浅田真央がオリンピックのフリーで使った曲だからとのこと。ですよね-。^^

まずは管弦版のヴォーカリーズ。いろんなバージョンを聴いた事がありますが、もともとヴォーカルで歌う曲ですから、生演奏で聴くと心が躍りますね。ウラル・フィルの安定感のある演奏で気分はすっかりご機嫌になると、いよいよメインのピアノ協奏曲第二番です。

席は一階の真ん中と、ピアニストの手元が見える場所なので、どんな風に弾くのか見るのが楽しみ。ですが、実は指の動きが早すぎて良く見えませんでした。ベレゾフスキーの大きな手が鍵盤を撫でているように見えるのですが、奏でているのはアルペジオ。漫画の絵で言うと、手はひらひらしているだけなのに、音符が滝のように流れでているという感じでしょうか。まるで魔法を使っているみたいですが、大きなスクリーンに投影されている画像を見ると、もちろん普通に弾いているので一安心。(笑)目を瞑って聞いてみると、柔らかくて優しい音色が響きます。ラフマニノフ本人のCDも持っていますし、いろんなピアニストのバージョンを聞き(脳内では千秋とのだめも)コンサートでも何度も聴いていますが、この難曲をこれほど余裕で弾くのは流石です。アンコールは「愛の夢」ということで、大メジャーな選択に驚きましたが、甘すぎず、技巧に走りすぎもしない感じがベレゾフスキーらしいと思いつつ拍手を送りました。

2014年5月3日 16:00-16:45
東京国際フォーラム ホールA(プーシキン)

ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
ドミトリー・リス(指揮)

ラフマニノフ:ヴォカリーズ op.34-14
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 op.18
リスト:愛の夢(アンコール)

中日は読売ホールで室内楽です。例年はお急ぎの方はエスカレーターと言われた記憶があったのですが、今年は運が良かったのかエレベーターですんなり上へ。この演目はギリギリまでチケットが残っていた記憶ですが、確かにショパンの室内楽、それもチェロってイメージが湧きません。そして演奏が始まっても、全く聴き覚えは無かったのですが、そんな体験も音楽祭の楽しみのひとつです。

初めはチェロとピアノによるチェロ・ソナタ。ピアノが伴奏という感じではなく主役の一つという位置づけなのが、ショパンならではなのかもしれません。管理人の気のせいかもしれませんが、初めの楽章はチェロの音が堅く聞こえたのですが徐々に柔らかく変わり、第三楽章のラルゴは特に好きでした。

また、ヴァイオリンが加わった三重奏曲も、三つの楽器が対等な感じでした。室内楽ではヴァイオリンが目立つのが当たり前なので、そうでなかったことが新鮮です。当たり前なのでしょうが、ソロで有名な奏者でも、室内楽では変に主張することなく、全員で音楽を奏でる姿勢が良いなぁと思います。周りの音を聞きながら合わせるベルゾフスキーは、ソロの時とはまた違う魅力がありました。生まれ変わったらチェロを習って室内楽やりたいなどと空想しながらの至福の時を味わいました。

2014年5月4日 12:45-13:45
よみうりホール(ダ・ポンテ)

ボリス・ベレゾフスキー (ピアノ)
ドミトリー・マフチン (ヴァイオリン)
アンリ・ドマルケット (チェロ)

ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 op.65
ショパン:ピアノ三重奏曲 ト短調 op.8

最終日は、管理人として今回の音楽祭のもう一つのメイン。またベレゾフスキーの協奏曲ですが、今回の管弦楽はラ・フォル・ジュルネではおなじみのシンフォニア・ヴァルソヴィアで、最初の曲はバーバーの弦楽のためのアダージョ。映画ではプラトーンやエレファントマン、アインシュタインやケネディの葬儀にも使われたとのこと。管理人も生で聴くのは初めてでしたが、静かながら揺さぶられるような曲だと思いました。

そしてメインの協奏曲ですが、チャイコスフキーコンクールで優勝したベレゾフスキーですから、期待というか、安心感があります。で、始まった途端に、テンポが速くて「あれ、こんな曲だっけ?!」と驚かされます。今回の席では指先は生では見られなかったので、モニター画面を見ていましたが、丁寧ながら早いというか、どうやって弾いているんだろうとぼーっとしてしまいました。チャイコフスキーはクラシック聞き初めの事良く聴いていましたが、曲そのものが感情的なので、あまり表情を付けて演奏するとお腹いっぱいになりますよね(ターニャみたいに)。スポーティーな演奏に、最後のアレグロ・コン・フォーコまで胃もたれすることなく、すっきりと聴くことができました。

初日のコンチェルトではアンコールがあったので、今回もあるかもしれないと期待しつつ、時間的には次の演目に急ぐ必要がありました。早めに席を立たなければと段取りを脳内チェックしていると、大きな拍手の後はあっさり退出してしまったので、残念半分ほっとし半分しているうちに読売ホールへも余裕で到着。

2014年5月5日 11:45:-12:30
東京国際フォーラム ホールA(プーシキン)

ボリス・ベレゾフスキー (ピアノ)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ジャン=ジャック・カントロフ (指揮)

バーバー:弦楽のためのアダージョ op.11
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 op.23

エル=バシャは昨年も聴きましたが、ロンドンのシティ辺りにいる金融界のエグゼみたいな姿で、知性溢れる演奏を聴かせてくれました。ワルトシュタインも熱情も、聴いた事のない、抑圧しつつも魅力的な演奏でした。言葉では表現しにくいのですが、ベレゾフスキーとはまた違う、きらきらした音をコントロールしながら端正に重ねて行った印象がありました。テンポが違うとは思わなかったのですが、終わってみれば予定時刻を10分過ぎていましたので、遅目だったのでしょうね。会場全体がほうっと深い溜息をついてから、大きな拍手を送りました。管理人もいつかエル=バシャのベートーベンのピアノソナタを全て聴てみたいと思わされました。

2014年5月4日 12:45-13:45
よみうりホール(ダ・ポンテ)

アブデル・ラーマン・エル=バシャ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第21番 ハ長調 op.53 「ワルトシュタイン」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番 ヘ短調 op.57 「熱情」

2014-05-05 lfj4

来年のラ・フォル・ジュルネのテーマはまだ未定とのことですが、大手町~有楽町近辺では恒例となったイベントですから、末永く続けて頂きたいと思います。新緑の並木の下を歩きながら、来年のゴールデンウィークに思いを馳せました。
コメント
この記事へのコメント
はも様

ご無沙汰しています。過疎ブログにコメントいただきありがとうございます!
しばらくPCから離れており、お返事が遅れて、すみませんでした。m(._.)m

> 私も5月3日のベレゾフスキーさんのラフマニノフ、聴きましたよ。
> 演奏、すごかったですね♪

はも様も同じ空間にいらしたのですね!
ヴォーカリーズを落ち着いて聴かれなかったのは残念ですが、メインをきちんと聴けて不幸中の幸いでしたね。^^

ベレゾフスキーさんの演奏に引き込まれて、あの大きなホールAの客席が一体になったような感じがしました。高い期待にきちんと応えるあたり、凄いと思いました。

私はフィギュアは昔から好きなのですが、ソチはあまりリアルタイムで見られず、真央ちゃんの演技もずっと後で動画見たので、感動が薄目になってしまいました。結弦君は新鮮なタイプですよね。海外でもはまる人が多いようで、某SNSがすごい事になっていました。素敵なラブを見つけられたようで、羨ましいです。こう言うのはきっと美容と健康に良いと思いますよ~。^^

それでは、今後とも宜しくお願いします♪

2014/05/25(日) 21:01 | URL | ろめいんれたす #-[ 編集]
ろめいん様
お久しぶりです。

私も5月3日のベレゾフスキーさんのラフマニノフ、聴きましたよ。

演奏、すごかったですね♪
聴き終わったあとも、感動冷めやらなくて…
帰りの階段でも「あのピアニスト、すごい!」「やっぱり、只者じゃない!」等、他のお客様の声が聞こえ、感動と興奮を共有しました。

事前抽選でチケットをゲットされた賢いろめいん様と違い、毎年チケット争奪に乗り遅れる学習能力の無い私ですが、ベレゾフスキーさんのこの演奏だけは、偶然撮影用に確保してあった席を開放して2次販売されたので、運良く購入できました。
2階席でしたが、前から2列目の良席だったので喜んだのですが、なんと隣の席がよくしゃべる幼児づれのお母さんとお祖母さんで…「あちゃ~」…嫌な予感…
案の定、ヴォカリーズの演奏中、その子、結構大きな声でしゃべりつづけていて、残念ながら演奏に集中できませんでした。

すると、ヴォカリーズの後、私の斜め前にいた方が振り向いて、その子のお母さんに「その子、連れて出てください」と言ってくれたのです。
お母さんは「3歳以上OKってことになってますから!」と言い返した後、子供に向かって「ほら、怖いから静かにしてね」と言ったのですが、その方が「お子さんにいってるんじゃありません。その子を静かにさせられないなら連れてでてください、とあなたに言ってるんです」ときっぱり言ってくれました。
結局、お母さんが子供を連れて出ることはなかったのですが、子供もよその人に注意されてびっくりしたのか、自分の母親が叱られてショックだったのか、ラフマニノフの後は静かにしていたので、演奏を堪能できました。
以前から3歳以上OKでしたっけ?
他にモーツァルトのクラリネット協奏曲(ラファエル・セヴェールさん、イケメン!!)も聴いたのですが、その時も、小さい子が途中で泣いてたし…
幼児のおしゃべりや泣き声は携帯電話なみの演奏の妨げだと思うので、「0歳児からの~」以外の有料公演は未就学児入場不可で良いと思うんですけどね…

あとは、展示ホールでThe Pink BAcCHus!の演奏をステージの真後ろ側で聴いたのですが、ティンパニーがすぐ近くで演奏していて、リズムの取り方とか、すっごくカッコよくて(女性)楽しかったです。
ティンパニーはオーケストラの一番後ろにいるので、普通、ティンパニーをすぐ近くで聴く機会はないのですが、こんな新しい楽しみを見つけられるのもラフォルジュルネの良い所ですね。

そうそう、
真央ちゃんの演技に使われたのもベレゾフスキーさんとウラル・フィルの演奏だったそうですね。
ソチ・フリーの演技後の真央ちゃんの涙には、私も涙腺決壊しました。
そして何故か真央ちゃんでなく、うちの次男と同い年の羽生結弦くんにぞっこんラブになってしまった今日この頃…(ええ、Tシャツも買いましたが、なにか?)

結弦くんのおかけで、いろんな何かが分泌されたのか(汁)、毎日楽しく元気にやってます。
ろめいん様もお元気そうで何よりです。
ではでは、また♪

2014/05/17(土) 10:02 | URL | はも #sZuhNn5s[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://intermissionbyromain.blog76.fc2.com/tb.php/350-5aecd9d2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。