極上のエンターテーメント:映画ドリームガールズ

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皆さんはアカデミー賞の結果、チェックされました?管理人にとってアカデミー賞とは単なる季節の話題の一つだったのですが、たまたま最近見た映画がふたつとも候補作に上がっていたので、今年は結果が気になりました。

以前紹介した「不都合な真実」は順当に長編ドキュメンタリー賞を受賞。二つ目の賞って、なんだろう?主演男優賞がゴアさんだったりして(笑)と見てみると、なんとオリジナル歌曲賞?!ニュースを見て声を上げそうになりました。”I need to wake up”は可愛くて楽しくてメッセージが伝わる曲だけど、ミュージカルのドリームガールズから3曲もノミネートされたのに、ドキュメンタリーに賞を奪われるとは意外でした。そのドリームガールズは最多の8部門ノミネートでしたが、受賞したのは2つなので前宣伝は当てなりませんね。新人のジェニファー・ハドソンの助演女優賞と、音響賞だったのはなんとなく納得できました。

ドリームガールズは60-70年代の音楽シーンを舞台のちょっとほろ苦いアメリカンドリームとショービズの物語でした。元になったミュージカルは25年も前に開幕したのですね。その頃すでにシュープリームスは伝説になっていたという事なのでしょうか?ネタバレ感想ですが宜しかったらどうぞ。

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・ ビヨンセのファッションに注目
映画が始まってビヨンセどこ?って探してしまいました。それほど可憐で清楚なディーナを演じたビヨンセ。デスティニーズ・チャイルドでデビューした当時もこれほど初々しくなかったんじゃないかしらん?自信なさげだった彼女がリードヴォーカルを担当し、注目を集めるに従いどんどん洗練され、エフィが脱退してビジュアル系ユニットになってからはトレンドの最先端ファッションを次々と着こなします。トラッドから、ツィギー・ルックからチャイナドレスまで着こなすファッションは見ていて飽きません。ヴォーグ?のファッションフォトなどは時代のセンスが生きていて、作りこんだ美しさが新鮮です。ハリウッドの豪邸に白人のバトラーを抱えて物憂げにしている様子でサクセスストーリーの頂点を迎えます。

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肝心のステージシーンではファッションだけでなく、いろんなアレンジで歌い、踊りますが、ショーアップされている割には前半のような迫力はありません。それもそのはず、ディーナは個性がないからこそ何でもこなすことができるという設定なのです。それならばビヨンセの歌が少々物足りないというのは当然なのかもしれません。ステージのディーナは完璧だけど、ちょっと人形みたい。素のときのディーナの歌は魅力的で、人間的と演じ分けられるビヨンセの演技力に注目すべきでしょう。

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・良い子は真似しちゃいけませんよ!ところでビヨンセは役作りのため10キロ近くダイエットしたと事でも話題にになりましたね。そのプロ根性はすごいのですが、10日間食事を一切とらず、メープルシロップに水、レモンジュース、タバスコの原料のカイエンペッパーを混ぜたものだけを飲み続けたというのはかなり危険です。撮影が終わったとたん、脂っこいものを食べ続けて、すっかりもとのボディラインに戻ったそうです。めでたし、めでたし。。?(^^;

・ 影の主役はジェニファー・ハドソン
決して美人ではないけれど、太めで人間らしくてチャーミングなエフィーを好演したジェニファー。パワフルな声に恵まれて、プライドだけは高いエフィーは自分を見失い、大事なものも失いそうになりつつ、歌への情熱で復活します。歌でもその成長を表現してゆく様子は圧巻。この物語は、人形をやめて一人で歩き出すディーナの話よりも観客に感情移入させます。エフィーの魅力がストーリーの魅力とも言え、見た人が一様にジェニファーが印象的と思ったことこそが成功です。
助演というより、主役な彼女でした。4オクターブ出るという彼女の歌ももっと聴いてみたいです。

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・芸達者なエディ・マーフィー
エディは歌って、踊って、はじけながら、やがて身を滅ぼす古いタイプのアーチストの悲哀がしっかり伝えました。ジェームズ・ブラウンですか?リーゼントも良いけど一瞬かぶっていたラスタ帽も似合っておりエディの芸域の広さに脱帽です。^^

・バスから自家用車、ラジオからTVへ
 メディアの変化に従い、タレントのプロデュースも変わってゆきます。カーティスは波に乗ったモータウンの辣腕プロデューサーといった役どころですが、もと中古車ディーラーと言うところから怪しさ満載ですよね。(笑)

また、プロデューサーとタレントとの関係もリアリティ大有りですね。ところでカーティス訳のジェイミー・フォックスはマイアミ・バイスの人ですが、ハリウッドスターって何でもできるだなと感心してたら、なんとミュージシャンとしても活躍しているとの事。失礼しました。(^^;

・ そういえば白人って出てたっけ?

登場人物は黒人ばかりなのに、あまり違和感がありませんでした。せっかくのヒット作、「キャデラック・カー」がパクられた時、お坊ちゃま風の白人歌手がテレビでワザとらしくさわやかに歌ってましたが、元歌とのアレンジの違いはすごい。ブラックミュージックは楽しいですよ、やっぱり。

・ 個人的に気になった小ネタ集
カーティスの書斎を飾るアンディー・ウォーホール風の自分のポスター
ジャクソン・ファイブっぽいグループの小さい男の子がいたいけで可愛かった。おとなになったら鼻筋が不自然に細くなって肌が白くなる病気にかかるのだろうか。(爆)
家でもつばの広い帽子をかぶるディーナ、美しいから良いけど^^
引退公演でカーティスがエスコートした時期スターはホィットニーヒューストン似?
エンドロールでアジア人っぽい名前が少なかった。アニメやCG処理がないからかしら?

今日もお昼に映画の話題が出たので、見に行く価値あり!とつい薦めてしまいました。^^めったに映画なんて行かないのに、たまに行くと調子に乗ってしまいますね。

次はマリーアントワネットかパフュームと思っているのですが、ハッピーフィートを見に行ってペンギンと一緒に踊っちゃうかもしれません(笑)。
コメント
この記事へのコメント
たしかに夜のLAを歩くのは危ないですよね。(^^;
例え歩ける距離でも車で行かなくてはならないのも不便でしたね。

ところでウォルト・ディズニーホールでクラシックと言うのもアメリカならではですね。演目はいつも「魔法使いの弟子」って訳じゃないでしょうけど。(笑)
2007/03/04(日) 23:20 | URL | ろめいん #VWFaYlLU[ 編集]
ドロシー・チャンドラー・パビリオンは、私にとってはLAフィルハーモニックの演奏会場として馴染みがあります。
1ブロック南のアパートにもかかわらず、夜のダウンタウンは治安が悪いので、歩けば5分弱の所を、わざわざ車に乗って聴きに行き、帰りはホール地下の駐車場を出る渋滞で毎回20分は掛かったのが、可笑しな思い出です。
LAフィルの会場は、その後両者の中間に建った、ウォルト・ディズニー・ホールに移っているようです。
2007/03/03(土) 16:47 | URL | nomomania #-[ 編集]
私も映画はあんまり見に行かないんですが、なぜか今回は立て続けに行くことになりました。

会場の近くにお住まいだったとはスゴイ!近所のレッドカーペットにセレブが勢ぞろいだったわけですね。^^

日本勢は残念でしたね。予告編で見ただけですが、菊池さんはホンモノの女子高生に見えました。役者さんってほんとうにすごいです。彼女はこれからも世界で活躍してくれると思いますので、是非作品に恵まれて再度アカデミー賞に挑戦して欲しいものですね。
2007/03/03(土) 14:02 | URL | ろめいん #VWFaYlLU[ 編集]
いつもながら、管理人さんの書いておられる内容に感嘆しました。
私は映画館の音が大嫌いなので、自分から映画を見に行くことのない人間ですが、90年代までアカデミー賞授章式の会場だったドロシー・チャンドラー・パビリオンの近隣のアパートに、1994年の春、3ヶ月ほど住んでいたことがある誼で、アカデミー賞自体は毎年気になっています。
今年菊池さんが受賞を逃したのは残念でした。
2007/03/03(土) 08:59 | URL | nomomania #-[ 編集]
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