行ってきました!ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン初日:その2

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コンサートの時間はそれぞれ1時間ほどなので合間に無料コンサートを聴いたり、CDを探したり、楽器体験もこの熱狂の日音楽祭の楽しみです。そしてもちろん屋台や出店で食べられる各国料理も見て回るだけで楽しいです。ミュージック・キオスクの近くのパエリャ屋さんが演奏に合わせて手先だけ踊りながらお客さんをさばいている様子も微笑ましいものでした。

サイレント楽器のお試しコーナーではチェロを初体験。ドレミの音階が弾けて気持ちよかったです。説明員のお兄さんが、「大人の人はヴァイオリンよりは音が出やすいでしょ」とツボにはまる説明。そう、以前ヴァイオリンを体験した時は才能のなさに愕然としたのでした。チェロの音をきれいに出せただけでかなり幸せを感じ、危うくヤ○ハの策略にはまるところでした。(笑)

ラ・フォルジュルネの初日の勝手な感想ですが、宜しければ続きをどうぞ。<5月4日ミュージック・キオスクの写真アップ、微修正>

kiosk

下のホールを覗きに行くと、ちょうど始まったのが台湾の長栄交響楽団によるムソルグスキーの「展覧会の絵」。壇上に上がった時には小さく見えた女性の指揮者が振り始めると体が大きく見えたのが印象的でした。安定感のある演奏に、アジアもクラシックを消費するだけでなく、創造する立場になりつつあるのかと思いを馳せてしまいました。5年前に設立された台湾初の民間オーケストラは、あのエバーグリーングループがスポンサーとの事。うーん、メセナというかフィランソロピーも頑張ってますね。^^

次のコンサートはCホール「カフカ」でのチャイコフスキー。メジャーな上、個人的にもクラシック聴き始めの頃にはまった「ヴァイオリン協奏曲」と「ロミオとジュリエット」です。ソリストはセルビア出身のネマニャ・ラドロヴィチ、演奏はビルバオ交響楽団です。

舞台に上がったとたん後ろの客席からパガニーニみたい、という声が上がったラドロヴィチは長い巻き髪を揺らしての登場です。会ったことあるんかい、と突っ込みたくなりますが、(笑)確かに見かけだけじゃなくてテクニックのすごさも似ているかも。のだめファンの方には、マルレにいる袖なし男みたいといったらピンと来るでしょうか?

細くて長い手足のラドロヴィチは体にぴったりした黒い光沢のあるスーツを着て、演奏中も黒髪を振り乱し、足を踏み鳴らすなど見るからに奔放。とは言え、過度にメランコリックにはならず、余裕たっぷりに確かなテクニックを魅せます。花粉症なのか途中でティッシュを何度も使いますが、ハナをたらしながら(?)こんなに難しい曲を良く弾きこなせる彼は天才ですね。コンミス(この曲だけコンマスが変わってます)の動きや指揮者をしっかりチェックして、「どう?いかようにも弾きます」とでも言いたげです

指揮者はラヴェルと同じ、常任のフアンホ・メナ氏ですが、このホールでは舞台が狭いせいか指揮台を使いません。指揮者とソリストがぶつかりそうな距離で競演するのは初めて見ますが、お互いの領空を認識し、尊重しているようでニアミスはありませんでした。(笑)

三大ヴァイオリン協奏曲より有名かもしれない(笑)チャイコフスキーのヴァオリン協奏曲は誰でも聴いたことがあるでしょう。豊かなカデンツァ、切ない第二楽章、華やかで技巧的な第三楽章と全く集中力が途切れません。この有名な曲で、ヴィトルオーゾとのバランスを取りつつオケを纏めたメナもまた、巧い指揮者だと思います。

次はお待ちかねの幻想序曲「ロミオとジュリエット」。音量のバランス、異質感、ドラマ性、衝撃とこの世のものとは思えない美しい旋律。短い曲に一杯詰まった要素をどう聴かせてくれるか楽しみです。

荘厳な雰囲気で始まる冒頭。チャイコフスキーを聞くといつも思いますが、大人数でどうやってこんなに小さく弾けるのか不思議です。部下Bだったら絶対弾いているフリをしてサボっていることでしょう。(すいません、無意味にエロイカネタです^^;)

一糸乱れぬヴァイオリン、水音みたいなハープ、抑制が利いた打楽器、適度なボリュームで入ってくる管楽器など、指揮者が色鮮やかに彩るドラマに引き込まれます。もちろん全く傷がないとはいえませんが、それぞれの場面で要求された音色を重ねることで生まれるコントラストは圧巻。モンターギュ家とキュピレット家の争いが始まると、シンバルに目が釘付けです。冷たさのあとのファゴットの暖かさ、不安でざわざわした中のひと筋の美しさの光のようなホルン、雷鳴のような大太鼓。。

ロミオとジュリエットは天国で結ばれたのかしら?なんて乙女な気持ちで聴き終えて幸せな気分です。緊張と弛緩の組み合わせで人の心を掴むチャイコフスキーは心理学者みたいだ!と言葉にならない声を上げます。

時間オーバーするまで続いた拍手。メナとビルバオ交響楽団の皆さんもチャイコフスキー同様、聴衆の心を捉えてしまったようです。私はというと、3日のチャイコフスキーの「悲愴」のチケットを買ってしまいました。メランコリックにはまってしまうかもしれません。

関連タグ : フォル, ジュルネ, のだめ, チャイコフスキー,

コメント
この記事へのコメント
kokaさん、
いらっしゃいませ。せっかくコメント頂いてたのに、気がつくのが遅くて大変失礼しました。

チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は理屈ナシで美しい曲ですよね。^^今回の演奏は正統派とはちょっと違いましたが、楽しく聴けました。あの場で一緒の音を聞いていたとは嬉しいです!

部下B、反応ありがとうございます。分かる人が少ないだろうと思ってもこぼしてしまった独り言。。私は表向きは部下Aタイプですが、人が見ていなければ完全に部下Bです。^^少佐になら「ばか者!」と怒鳴られてみたいです。(笑)

これに懲りずにまた遊びにいらしてくださいね!
2007/05/15(火) 23:54 | URL | ろめいん #VWFaYlLU[ 編集]
はじめまして。偶然このページに来たのですが、私もその公演を聴きにいって、とても感動したのと、部下Bに反応してしまいました。クラシックを聴きはじめたばかりで、私も今チャイコのバイオリンコンチェルトにはまっているところです。フォルジュルネは素晴らしいですね!
2007/05/08(火) 22:27 | URL | koka #-[ 編集]
児玉姉妹のコンサート、中途半端な情報で失礼しました。自分が行けない時間帯だったので、ちゃんと覚えていなくて。。

今日はしっかりチラシをもらって来たのですが、児玉姉妹は5月3日の19:10~ということで終わってしまいました。残念です!珍しい連弾(多分電子ピアノ)だったのでしょうね。演目などは書いてありませんでした。

5・4以降の無料コンサート予定と悲愴の感想は記事にアップしますので、今しばらくお待ちください。^^
2007/05/04(金) 00:04 | URL | ろめいん #VWFaYlLU[ 編集]
午後お休みして、半日音楽三昧だったんですね。

会場熱気と、ろまいんさんの楽しんでる様子がとてもよく伝わってきます。
5日が楽しみになりました。

児玉姉妹の無料コンサート、Webサイトを見たんですが、見つけられませんでした。
何日の何時からか、ご存知だったら教えて下さい。
5日なら・・・・。

驚いたのは、公式サイトが重くて開きません。
今まではこんなことありませんでした。
開幕してアクセスが殺到してるんですね。

一日だけでは終わらず、翌日のチケットまで買ってしまったんですね。(^^)
「悲愴」の感想楽もしみにしています。

2007/05/03(木) 11:46 | URL | szell #-[ 編集]
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