行ってきました!ラ・フォル・ジュルネ最終日:フォーレ/レクイエム

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音楽祭初日にレクイエムを聴くのをあきらめた話をくどくど書いているうち、聴きたい気持ちがまた高まってしまい、とうとう最終日にまた行ってしまいました。(^^;

この曲は音楽祭の5日間、連日同じメンバーで演奏されており、5日のホールC(1500席)以外は、あとは全てホールA(5000席)ということで、最大のべ21500名まで聴けることになります。もちろん連日完全な満席を期待する訳はなくとも、事務局は5回好演、のべ2万人近くを呼べるプログラムだと判断したわけですよね。幸運にもまだ良い席が残っていたので、万難を排して行って参りました!^^

音楽祭でレクイエムを聴かれた方も、聴けなかった更に多数の方も、思い込みの激しい感想ですが、宜しければ続きから感想をどうぞ。
前の晩のインターネット予約でしたが、1F真ん中やや左よりのS席が取れ、とてもラッキー。音楽祭3度目のホールAが毎度埋まっていることに感銘を受けます。

また、オケは小編成で、合唱のほうが多いことに不思議な印象を受けます。解説によると1893年版第2項とのことで、調べてみると弦ではヴァイオリンはソロのみ、ヴィオラ6とチェロ4、コントラバス1.木管がなく、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3にオルガン、ハープ、ティンパニーという小さな編成。合唱は4部で30名ほどいました。

事前に買ったCDは同じ指揮者でもフルオケ+ボーイソプラノなので、小編成+女性のソプラノとの違いを比較しつつ聴くことにしました。

フォーレレクイエム 作品48
アナ・キンタンシュ(ソプラノ)
ピーター・ハーヴィー(バリトン)
ローザンヌ声楽アンサンブル
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ミシェル・コルボ(指揮)

第一曲Introitus et Kyrieは荘厳な雰囲気で始まります。劇場型のホールからヨーロッパの教会堂へ場所を移したようです。合唱特有の音のズレが耳に心地よく、各パートに安定感があり、この曲が合唱団の十八番だと言う事がよく分かります。また、マエストロ・コルボの指揮と5度目の公演ということで、小編成のオケも合唱をしっかり支え好演していました。

続くOffertoriumはまず合唱が複雑に絡み、ピーター・ハーヴィーのバリトンがクリアでナチュラルな声を響かせます。合唱の重なりと最後のアーメンが美しく、余韻に浸りたくなります。

第三曲のSanctusはCDで何度も繰り返して聴く曲ですが、生で聴くと特に合唱とソロヴァイオリンの高音が絡むところが非常に美しく感じました。この曲のヴァイオリンの際立ち方はオケにヴァイオリンが入っていない小編成版だからでしょう。ホサナでは解放されたような気分になります。なんどか繰り返して盛り上がったあとにいつの間にか消え入るように終わります。
ところで、私の席ではほぼ生音でヴァイオリンの響きがきれいに聞こえていましたが、大きなホールなので、後ろや壁際ではより反響音が多く違う印象かもしれません。

次のPie Jesuはアナ・キンタシュが輝くような声で歌います。オルガンの伴奏は最小限で、自然にソロに寄り添い、引き立てます。彼女の透明感があり、あざとくない声質は曲にぴったり合うようです。ボーイソプラノ版には特有のガラスのような透明感がある反面、キンタシュに比べると音程が不安定に聴こえます。どちらが良いとは一概に言えませんが、生の迫力の分もあり、女性ソプラノが良いと思いました。(^^;

Agnus Deiは美しい序奏で始まり、聴いているだけで心が洗われるようです。金管が乗り、ドラマチックに展開します。バリトンのアカペラで始まるLibera Meでは、ソロ、合唱、合奏とムードも移り変わり、低弦のピチカートを伴奏に気持ちも盛り上がります。

最後の曲、In Paradisum は明るいオルガンの音が雲の上に誘います。こんな曲を聴きながら永遠の眠りに付くのも悪くないという気持ちになりました。(笑)

フォーレが持てる宗教感を全て注いで永遠の休息について表したこの曲は、作曲家自身の葬儀でも奏でられたそうです。彼にとって死は遠くて恐ろしいものではなく、身近にあり、いつか自分を解放するものと捕らえていたのではないかと感じました。

とても満足のいく公演で、静かな曲のせいか、拍手もどんどん熱くなってゆきました。ソリストへの拍手の後、マエストロへの拍手がひときわ大きかったのが印象的でした。

終演後、ガラス棟地下のモルダウのCD売り場では今日のメンバーでの録音によるレクイエムは売り切れでした。2日前は沢山あったのに!残念、というわけでこの感想はフルオケ版を聴きながら、無理やり違いを思い出して書きました。(^^;

関連タグ : フォル, ジュルネ, フォーレ, レクイエム,

コメント
この記事へのコメント
席は違っていても、会場ですれ違っていたかもしれませんね。
^^頑張って聞きに行った甲斐のあるコンサートでした。

いや、私も第一ヴァイオリンが1人、第二vが3、ヴィオラ3だと思い込んで聞いてました。
それもなんだか変な編成ですが(^^;

終演後、チラシにヴァイオリンがオケに無いと書いてあり驚いて調べた訳です。つい家でフルオケ版を繰り返し聞いては比較してしまいました。
2007/05/09(水) 00:02 | URL | ろめいん #VWFaYlLU[ 編集]
同じ公演をお聴きになったようですね。感動を共有できるとは嬉しく思います。ただ、私の席は、日記にも書きましたように、ずっと後ろだったので、聞こえ方は違ったかも知れません。しかし、心を洗われる思いがしました。

編成について詳しく記述していただきありがとうございました。遠くから見ていたのでは、ヴァイオリンとヴィオラの区別が付きませんでした。コンマスの席の人がソロしか弾かないので、?とは思ったのですが・・・・。トホホ (o´д`o)
2007/05/08(火) 07:30 | URL | nomomania #-[ 編集]
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